全国高校ラグビー大会 HANAZONO LIVE

旭川工、収穫の初舞台 札幌山の手、次への糧 道勢2校初戦敗退(その2止) /北海道

(2016/12/28 11:09)

意地の2トライ

 札幌山の手は終始、準優勝経験もある強豪・長崎北陽台に押し込まれ、苦戦を強いられた。

 長崎北陽台は前半8分、ゴール前の左中間に作ったラックから素早いパスで展開。右へのクロスキックがつながり、先制した。さらに、同11分にはゴール前10メートルのモールを押し込み、前半2トライを決めた。

 これに対し、札幌山の手は同14分、ゴール際のラックから右に素早いパスをつなぎ、最後はCTBの秋山大輔選手(3年)がトライを決めた。秋山選手は「良いパスが回ってきたので、絶対に決めてやると強い気持ちで押し込んだ」と振り返った。

 後半も相手の的確なパスと展開力に苦しむ。長崎北陽台は後半8分、同15分に連続トライ。札幌山の手は同22分、ラックから右に展開し、ナンバー8のノア・トビオ選手(2年)がトライを決めて反撃したが、最後は力尽き、もう1トライを奪われ、ノーサイドとなった。

後輩たちに「16強」を託す 札幌山の手・大沼光世主将(3年)

 チャンスはあった。しかし、最後のパスがつながらない。ゴール直前まで攻め込むものの、相手ディフェンスに阻まれるのだ。「サポートがうまくできず、トライにつなげられなかった。本当はもっと粘れたはず」。いつものプレーができず、攻撃陣の一翼を担うフッカーの主将は唇をかんだ。

 父雅嗣さん(47)も元ラグビー選手で、佐藤幹夫監督のもと羽幌高でプレーした。小6の時、父に連れて行かれた札幌山の手でラグビーと出合い、「こんなに何でもありのスポーツがあるのか」と衝撃を受けた。そして、自然とラグビーの道に進んだ。

 昨年は函館ラサールに敗れ、全国大会の連続出場記録は15でストップした。雪辱するため、今年のチームは積極的にミーティングを重ね、「規律」を重視することにした。試合に熱くなりすぎた結果、無駄な反則も目立ったからだ。仲間が熱くなっている時、主将として冷静になるよう心掛けた。

 この日、最後まで冷静にプレーしてきたが、相手ディフェンス陣を崩すことができなかった。「2トライを返し、意地は見せた。後輩たちは来年もこの舞台に戻り、目標の16強入りを果たしてほしい」と夢を託した。【大森治幸、澤俊太郎】

キーホルダーで応援

 ○…札幌山の手のマネジャー、渡辺りなさん(3年)は手作りのキーホルダーで応援。ラグビーボールに学校名と選手の背番号を縫い付けており、プレゼントされた3年生は南北海道大会前からお守りとしてかばんなどに付けている。初戦敗退に終わったものの、2トライを奪った。渡辺さんは「最後まで全力でボールを追うみんなの姿を見ることができて幸せ」と涙を流した。

 ▽1回戦

札幌山の手 反6

 1 0 0 0  5 1 0 0 0  5 10

 T G P D  前 T G P D  後  計

 2 1 0 0 12 3 2 0 0 19 31

長崎北陽台 反3

高校ラグビーニュース

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