全国高校ラグビー大会 HANAZONO LIVE

旭川工、収穫の初舞台 札幌山の手、次への糧 道勢2校初戦敗退(その1) /北海道

(2016/12/28 11:07)

全国レベル体感

 第96回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社など主催)が27日、東大阪市花園ラグビー場で開幕し、初出場の北北海道代表・旭川工は高鍋(宮崎)に5-69で敗れ、全国レベルを体感した。また、2年ぶり16回目の出場となる南北海道代表・札幌山の手は長崎北陽台に10-31で敗れ、3年ぶりの花園勝利を逃した。

 旭川工は、前半から守備の乱れやパスミスなどが目立ち、高鍋の猛攻を止めることができなかった。

 高鍋は前半5分、ゴール前5メートルの右スクラムからこぼれたボールを拾い、そのまま先制トライ。4分後にゴール前10メートルのPKから右に細かくパスをつないで追加点を挙げると、同15、23、29分にトライを決めて突き放した。

 高鍋は攻撃の手を緩めず、後半もトライラッシュ。計6トライを奪い、69-0に点差を広げた。旭川工は終了間際の同29分、アウトラインから得意のモールで押し、ゴール手前でラックを作ると、フランカー奥天滉太選手(3年)が「今まで支えてくれた全ての人の思いが詰まったボール」とゴールにねじ込み、同校の花園初得点となる1トライを奪って意地を見せた。【澤俊太郎、大森治幸】

仲間を鼓舞し1トライ 旭川工・天野拓斗主将(3年)

 0-33で折り返した後半の開始直前、「ここから行くぞ」と仲間を鼓舞した。しかし、ナンバー8の主将は前半、右腕を痛め、思うようなプレーができない。チャンスを作れず、大舞台を終えた。

 高1の夏、右膝前十字靱帯(じんたい)を断裂。復帰まで1年かかったが、懸命に復帰を目指すひたむきさと天性のリーダーシップが評価され、2年の夏に主将に選ばれた。

 チーム運営では選手の長所を伸ばすことを心掛けた。悪い点を注意するだけでなく、一人一人の選手を見て盛り上げたり、励ましたりした。その努力の積み重ねが初出場の切符につながった。

 試合前、重圧はなかった。それどころか、早くグラウンドに立ちたかった。しかし、前半からパスなどのミスが目立ち、相手チームの勢いを止められない。仲間を鼓舞し続け、一矢報いる1トライを奪うのがやっとだった。

 試合に敗れ、集まった仲間に「最後は笑おう」と呼び掛けた。無理に笑う主将の顔を見て、すすり泣きが笑い声に変わった。「夢の舞台はあっという間だった」。泣き笑いの顔に後悔の色はなかった。【澤俊太郎】

紅一点で部員支え

 ○…旭川工のマネジャー、野呂田花さん(3年)が開会式で校名のプレートを持って入場行進。入部した1年の時には女子マネジャーがおらず、紅一点で花園出場を目指す部員を支えた。自身の夢でもあった花園のグラウンドに立った野呂田さんは「最高だった。後輩の女子マネジャーにも、この経験をしてもらいたい」。

▽1回戦

旭川工 反1

 0 0 0 0  0 1 0 0 0  5  5

 T G P D  前 T G P D  後  計

 5 4 0 0 33 6 3 0 0 36 69

高鍋(宮崎) 反5

高校ラグビーニュース

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