全国高校ラグビー大会 HANAZONO LIVE

山口高 雰囲気にのまれるな 64大会前出場のOB、後輩にエール

(2016/12/28 17:26)

 東大阪市花園ラグビー場で開催中の第96回全国高校ラグビーフットボール大会に、歴代最長ブランクとなる64大会ぶりの山口が28日出場し、富山第一と対戦した。前回の第32回大会(1953年)に出場した吉永義夫さん(81)=山口市=と弥源治(やげんじ)巧さん(80)=同=は、初戦で敗れた自分たちの試合を振り返り、「15人で声をかけ合ってプレーすれば雰囲気にのまれず力を出せる」とエールを送った。

 山口は1930年創部。吉永さんと弥源治さんは、53年1月1日に兵庫県西宮市の西宮球技場(当時)で行われた1回戦で日大二(東京)に0-33で敗れた。「開会式が終わってすぐの試合で全国の雰囲気にのまれた」と当時1年生だった弥源治さん。2学年上の吉永さんは「スタンドもなく広い場所にポールが立ってるだけの寂しい場所。相手は体も大きく洗練されたチームだった」と振り返る。

 宿舎は同県宝塚市の寺で、選手たちはお堂に布団を敷いて寝て、近くの松林で練習した。終戦からまだ8年。食料事情は厳しく、選手たちは1人5合の白米を持ち寄って寺で炊いてもらった。「寒かったが、騒いで楽しかった」と吉永さんは懐かしむ。

 弥源治さんは2、3年時に主将として再度出場を目指したがかなわず、その後も60年以上、全国大会から遠ざかった。そうした中、山口は今春の全国高校選抜大会に推薦枠で初出場するなど力をつけ、ついに花園切符をつかんだ。県内有数の進学校でラグビー経験者は少ない。練習時間も他の強豪校に比べれば多くはない。2人は「ようやってくれた」と感激した。【杉山雄飛】

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