全国高校ラグビー大会 HANAZONO LIVE

タックル鍛え3回戦進出を 3年ぶり3回目出場の九州学院、あす初戦 三重・朝明と対戦 /熊本

(2016/12/27 10:25)

 第96回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社など主催)が27日、東大阪市花園ラグビー場で開幕する。3年ぶり3回目出場の県代表、九州学院は大会2日目の28日午前11時20分、1回戦で三重県代表の朝明と対戦。九州学院が果たしていない3回戦進出を目指し、練習に励んでいる。【出口絢】

 「もっと低く、高い高い」「声を出さんと」。花園まで2週間余りとなった14日。前日に見直した県大会決勝のビデオで課題に挙がった2人目のタックルの入り方を何度も練習していた。選手同士の熱い言葉が交わされる中、岡本直大監督(43)はグラウンドの端から静かに見守る。「私はラグビーの指導より、人間的な指導をすることのほうが多い」。岡本監督だけでなく3年生のレギュラーを中心に練習メニューを提案し、先輩が後輩に教えながらチーム全員で注意しあう。この自主性がラグビー部を強くしてきた。

 新チーム結成後、フォワードとバックスが一体となってボールを動かす伝統の展開ラグビーで、1月の県新人戦を制した。その中で選手の大きな糧となったのが、6月18日に長崎市で行われた第69回全九州高校大会の初戦だ。花園に17年連続27回も出場し、5回も優勝した東福岡に1トライも奪えず、0-83で完敗した。副将、松本龍斗選手(3年)は「ボールをほとんどキープできなくて、ディフェンスだけで終わった」と振り返る。しかし試合には負けたものの、強豪校から得たものは大きかった。東福岡は一人一人が力強く、タックルなどのコンタクトプレーで負けてしまう。そこで1対1の当たりや、タックルされても立ったままボールを仲間につなぐ練習を増やした。「ボールを動かすだけでは勝てない」。全国の戦いを見据え、夏から冬を過ごしてきた。

 初戦の朝明はフォワードの平均体重が90・5キロと九州学院を約5キロ上回り、モールを得意とする。重量フォワードに押し込まれることも予想されるが、左プロップの松岡紘平主将(同)も「相手のアタックにひるまないことが試合のポイントになる」と話した。ウイングの緒方惇之介選手(3年)は「相手の下半身へ低いタックルをすれば通用する」とこれまでの練習に自信を見せる。

 今年のスローガンは「ONE(ワン)」。過去の先輩がプレーしたことのないあこがれの花園第1グラウンドでプレーし、3回戦に進出して来年1月1日を花園で迎え、チームが一つになるという三つの思いを込めた。左フランカーの三良麟太郎選手(同)は「練習してきたことを試合で出せれば、どんな相手でも通用する」と意気込んでいる。【出口絢】

高校ラグビーニュース

PR

Twitter

応援メッセージ

Twitter・インスタグラムともにハッシュタグ「#高校ラグビー」応援メッセージを投稿してください。