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朝明、あす九州学院と対戦 自主性伸ばし「史上最強」 /三重

(2016/12/27 11:40)

 第96回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社など主催)が27日、東大阪市花園ラグビー場で開幕する。5年連続7回目の出場となる朝明は大会2日目の28日、九州学院(熊本)と対戦する。初出場以来10年ぶりの初戦突破を遂げた昨年のメンバーも多く残り、1992年に同好会として発足以降、「史上最強」の呼び声が高い。【山本萌】

 チームは今春、2004年までコーチを務めた保地直人監督(42)を稲生から迎えた。発足当時から率いてきた斎藤久・前監督が四日市工に移り、チームは再出発となった。

 県内屈指の強豪に育て上げた名将が抜けた後に残ったのは、重圧だった。「監督交代で弱くなったと思われたくないというプレッシャーが、選手たちにも私にもあった」と保地監督は振り返る。

 保地監督は自らのカラーを追求した。厳しい練習と求心力でけん引した斎藤前監督に対し、選手の自主性を重んじた。「タイプが正反対」と選手たちは口をそろえる。

 対照的な指揮官への戸惑いもあり、最初は選手の足並みもそろわなかった。6月、岐阜県での東海高校総体。連係が思うようにいかない焦りといらだちから、試合後には山田吏樹主将(3年)とNO8芝弘太郎副主将(3年)の間で口論も起きた。

 中部大春日丘(愛知)戦。スタンドオフの山田主将を司令塔にボールを運んだが、前後半、1本ずつトライを奪うのがやっと。2月に競り勝っていた相手に10-31の完敗だった。チームに暗雲が垂れこめていた。

 保地監督はすぐには救いの手を差し出さなかった。選手たちで課題を話し合わせた。「グラウンドでは、選手自身が判断しなくてはいけない」との考えからだ。山田主将に依存して攻撃が単調になっていることに選手が気づく時間を与えた。

 7月、組織的な戦法へ切り替えた。トップリーグのホンダヒート(鈴鹿市)からも助言を求めた。フォワード(FW)が連係を図り、効率的に動くようにした。FWの平均身長は176センチ、平均体重は91キロ。全国的には決して大きくはない。ただ統率された固まりとして動けるのが強みだ。今では山田主将も「真っ向勝負で押し負けない」と信頼を置く。

 64-7で鹿児島実に圧勝した昨年の初戦の先発15人のうち9人が残る。経験値は十分。そして「考える力」も身につけた。昨年は2回戦で京都成章に12-71で大敗したが、今年は8強入りが目標だ。

〔三重版〕

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