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雪辱を誓う郡山北工 きょう報徳学園と対戦 橋本主将、花園勝利に執着 /福島

(2016/12/27 12:35)

 第96回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社など主催)に県代表として出場する郡山北工(2年連続2回目)は27日午後1時20分から、東大阪市花園ラグビー場で兵庫・報徳学園との初戦に臨む。力強いフォワード(FW)を中心に県大会を勝ち上がったチームを引っ張るのは橋本真孝(まさたか)主将(3年)。昨年の悔しさを胸に、花園への切符を手に入れた。【高井瞳】

 0-78。昨年、初の全国大会に臨んだチームは、京都・伏見工(現在は伏見工・京都工学院)に完敗した。橋本選手はベンチから、仲間の姿を見ることしかできなかった。「今までで一番悔しかった」と話し、思い出すだけで目頭が熱くなる。

 現在、スクラムの最前列、プロップを務める橋本選手は昨年、8人のFWの全てのポジションをこなす「9番目のFW」だった。試合中に、けがをしたり、調子を落としたりした選手に代わり出場した。県大会決勝でも活躍し、花園進出に貢献。「全国大会でも、チームの役に立てる」。そんな自信もあった。でも、花園での出番はなかった。

 試合後、グラウンドで涙を流す橋本選手に小野泰宏監督(47)が声をかけた。「お前の力で、ここに帰ってこい」

 小野監督は当時の選手起用を「一種の賭けだった」と振り返る。実力のある橋本選手をあえて使わなかったからだ。「来年、また花園に来るためには、精神的にチームを引っ張ってくれる存在が必要だった」。ラグビー経験者の多い磐城など県内の強豪チームに勝つためにも、翌年の主将を任せようと決めていた橋本選手に花園への執着心を持ってほしかった。小野監督の狙いは当たった。

 今年の県大会決勝。対戦した磐城は、新チーム結成から1度も勝ったことがない相手だった。後半27分。郡山北工は、磐城にトライ(5点)を奪われリードを許した。残り時間3分。応援席からは、ため息が漏れた。

 だが、フィールドの橋本選手は諦めていなかった。審判に残り時間を確認すると、肩を落とす仲間たちを「まだ時間がある」と鼓舞し、一気に攻めた。FWを中心とした得意の連続攻撃でボールを運び、ロスタイムでロックの高橋憲二郎選手(2年)がトライを決め1点差で勝ちきった。

 橋本選手は「勝つことしか考えておらず、冷静だった」と振り返る。1年前の悔しさをバネに花園へ帰ってきた橋本選手は「目標は花園1勝」と、昨年の雪辱を誓う。

「力出し切って」 県人会が激励会

 郡山北工の選手たちは初戦を翌日に控えた26日、花園出場のため滞在している奈良市内のホテルで、関西福島県人会が主催した激励会に出席した。

 会場には、選手や学校関係者らを含めて約40人が集まった。県人会の鎌田誠四郎専務理事(71)が「県の代表として力を出し切ってください」と選手たちを激励すると、橋本真孝主将(3年)は「郡山北工の粘り強いラグビーで一つでも多くの勝利を勝ち取ります」と健闘を誓った。

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