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きょう開幕 「攻めのディフェンスで飛躍」 黒沢尻工あす初戦 /岩手

(2016/12/27 11:38)

 第96回全国高校ラグビーフットボール大会(日本ラグビーフットボール協会、毎日新聞社など主催)は27日、東大阪市花園ラグビー場で開かれる。28日の1回戦で佐賀工(佐賀)と対戦する県代表の黒沢尻工の選手は、積極的に相手ボールを奪いに行く「攻めのディフェンス」を武器に、大会での飛躍を誓う。【小鍜冶孝志、和泉清充】

 10日、宮城県石巻市の市総合運動公園フットボール場に出向いた。「もっと深く入れ」。地元の高校を相手にした試合形式の練習。タックルを繰り返す黒沢尻工の選手に、周りの選手の掛け声が飛び交う。みなが佐賀工戦をイメージして、それぞれの動きを確認した。高橋智也監督は、チームの成長に目を細めた。

 1月、当時の3年生が引退し、今のチームとなった。「花園に出場した去年のチームは完成されていた。それと比べると、今年は明らかに実力が落ちる」。高橋監督の不安が的中する。

 5月、八幡平市で開かれた県高校総体の初戦の相手は最大のライバル、黒沢尻北。前半には得点を奪えず、後半に入ってもパスやセットプレーでミスが相次ぎ、17-40で敗れた。「体格を生かしたプレーが持ち味だった先輩たちのまねをして、自分たちができないラグビーをしてしまった」(八重樫春樹主将・3年)という。

 体格で劣る中で、いかに勝機を見いだすか。選手たちが話し合って探した答えは、守備の時にパスで抜かれる危険を恐れず、相手陣地へ飛び込む「攻めのディフェンス」だった。

 一人一人の守備範囲の負担は増えるが、敵陣でボールを奪って攻勢をかけるのが狙いだ。練習では、相手にボールが渡ると前へ飛び出すプレーを心がけ、自分たちの「武器」を磨いた。10月、花園出場を懸けた県大会決勝の黒沢尻北戦で、その成果が結実する。

 後半4分、敵陣のゴールライン近くで相手選手がキックをしようとすると、何人もの黒沢尻工の選手が圧力をかけた。ボールは鈴木杏太朗(きょうたろう)選手(3年)に当たり、八重樫主将がこぼれ球に飛びついてトライを決めた。鈴木選手は「今年のチームを象徴するような得点だった」と振り返る。黒沢尻北に29-12で快勝した。

 今月23日、花園に向かう選手たちを励まそうと、北上市のJR北上駅前で壮行式が開かれた。生徒会長の久保勇登さん(2年)が「県代表としてがんばってください。応援しています」と激励。八重樫主将は「支えてくれている人への感謝を忘れずに、勝ちにこだわって試合をしたい」と応じた。

 高橋監督は選手のさらなる活躍に期待する。「下手くそだった分、期待通りどんどんレベルが上がっていった。こいつらは花園に行ってもまだ成長しますよ」

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