今日は曲をたくさん聴いて、アレンジを中心としたサ
ウンドを説明します。
70年代に入ってすぐもりあがったシンガー・ソング
ライター。そのサウンドにはカントリーの要素が多く含
まれていました。バンジョーやアコースティック・ギタ
ー、そしてペダルスティールなどを取り入れた、いわゆ
るカントリー、いなか風の音づくりになっていたのです。
これが当時のウエストコーストあたりの音楽では主流と
なって、カントリーロックと呼ばれていたのです。
これは67年頃からのヒッピー達がテーマとしている
自然志向「BACK TO THE EARTH、TO
BE NATURAL」の延長線上にあるもので、音楽
自体にもナチュラルなものを求めていった結果と言えま
す。その答えとして、土の香り、草木の香りがするカン
トリー・ミュージックを追求するグループが次々と出て
きたのです。
♪CSN&Y/TEACH YOUR CHILDREN('70年)
元バーズのデビッド・クロスビー、元ホリーズのグレ
アム・ナッシュ、元バッファロー・スプリング・フィー
ルドのスティーブン・スティルス、そしてニール・ヤン
グが加入して70年に「デジャ・ヴ」をリリース。基本
はフォーク・ロックではありますが、サウンドにはカン
トリーの要素がふくまれており、美しいハーモニーも聴
きどころです。
♪ポコ/YOU BETTER THINK TWICE
元バッファロー・スプリング・フィールドのジム・メ
ッシーナとリッチー・ファーレイによって結成。69年
にカントリー・ロック・グループとしてデビュー。後に
イーグルスのメンバーとなる、ランディ・マイズナーや、
ティモシー・シュミットがいたり、多くの有名ミュージ
シャンを出したことでも有名。
♪イーグルス/TAKE IT EASY('72年)
71年にリンダ・ロンシュタッドのバック・ミュージ
シャンであったドン・ヘンリーと、グレン・フライ、ポ
コにいたランディ・マイズナー、そしてバニー・リード
ンの4人でデビュー。
♪ロギンス&メッシーナ
72年、ジムメッシーナがケニー・ロギンスのアルバ
ムに参加。そのままデュオとしてデビュー。特に初期は
メッシーナのカントリー色が濃く出ている。
とまぁ、この他にもカントリーロックと呼べる作品、
アーチストは数多くあります。ボブ・ディランのように、
自ら、カントリーの聖地ナッシュビルまで行ってレコー
ディングする、といった人までいたほどです。逆に、も
ともとナッシュビルにいたカントリーシンガーが、ロッ
ク・ポップスに取り組んだ、というカントリーロックも
存在します。そして、この流れは現在でも続いていると
言えるでしょう。
来週はカントリーから進んで南部の音楽、サザン・ロ
ックです。
(次回は「サザン・ロック」)
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