・まず日本人にありがちな勘違いは、イギリスとアメリ
カの距離である。
↓
・意外と近いという背景から、音楽や美術などの芸術も
交わりはあった。
↓
・むしろ人種差別があまり無かったイギリスは、素直に
ブラック・ミュージックを受け入れられた。
↓
・50年代に生まれたブラック・ミュージックは、ロッ
クンロールとR&B。これらの影響をまともに受けて、
60年代のイギリスのロック史は幕を開ける事になる。
◆ビートルズ(ロックン・ロール)
何はともあれ、まずはビートルズ。デビューは62年
10月。曲は“LOVE ME DO”。彼らのルーツ
はロックンロール。実際結成当時のビートルズは、ハン
ブルグのクラブ等でロックン・ロールをレパートリーと
したいわゆる“箱バン”としてキャリアをスタートさせ
ている。本人たちもロックンロールを聴きまくっていた
そうな。
(余談)この時の活動内容は1時間ごとに5分の休憩。
あとは7〜8時間のステージだったとか。このあたりか
らツインボーカルのスタイルと、コーラス・ワークのス
タイルが生まれたのであった。
ビートルズの出現によって、ロックンロールをルーツ
とするバンドが次々と現れる。ジェリー&ザ・ペイスメ
イカーズとか、ホリーズ、ハーマニズ・ハーミッツなど
など。中にはビートルズよりも一時は人気のあったグル
ープもあるのだ。
この頃のバンドのファッションは、マッシュルームカ
ットにネクタイ。どれがビートルズかわからんくらいみ
〜んな一緒(そういえば日本のG.S.もこのタイプ多
かったな)。
◆ローリング・ストーンズ(R&B)
ビートルズを中心にロックンロールベースのバンドが
続いてデビューする中、よりR&Bを源とするローリン
グストーンズが登場。
63年“カモン”でデビュー。ファッション的にも攻
撃的でワイルドなイメージが評判。ビートルズのライバ
ルとして語られる。ただ、ビートルズはほぼ同時期にア
メリカでもブームになったが、R.ストーンズはアメリ
カでは全く受け入れられなかった(大衆性)。
ストーンズの後、R&Bベースのグループがブームに
乗って続々とデビュー。キンクス、ヤードバーズ(エリ
ック・クラプトン)など。このあたりのグループはいず
れもシカゴ・スタイルのR&Bやブルースをレパートリ
ーとした活動をしていた。
ブルーアイド・ソウルのはしりと言える、スティーブ
・ウィンウッドや、ヴァン・モリスンもこの後登場し、
イギリス流のR&Bスタイルが確立される。
(次回は「ブルースとブルース・ロック」)
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