木里子が陽春を訪ねて行く天寧僧堂。
山門にいたる階段は、とても急で長いんです。そこを何度も往復した小田さん。
「もう足がガクガクで…」靴を一足履き潰してしまうほどでした。
第1話

骨髄移植が成功し、退院した木里子は、1ヵ月後、自宅療養を終え、小学校に復帰する。
忍に、陽春が箱根山麓にある天寧僧堂にいると聞いた木里子は、日曜日、陽春に会えると、僧堂に向かったが…。
第2話

木里子が忍の店に立ち寄ると、そこに佐竹享と4歳の息子・基生が明石焼きを食べにやって来た。
第3話

周作は佐竹に、気管支喘息の検査のために病院に来た龍雲寺の宗達(川津祐介)を紹介。宗達の含蓄のある言葉に感激した佐竹は「息子を連れて遊びに行きたい」と言う。
第4話

陽春に代わって、龍雲寺で修行する伸隆が忍の店に日供米をもらいに来た。忍は彼から天寧僧堂の托鉢日を聞き出す。
第5話

忍のおいの裕太とルナは新しい修行僧の伸隆に興味を持ち、龍雲寺を訪ねる。
木里子は陽春の托鉢の日と重なる日曜日を探し、陽春に会いにゆくと決める。
白血病に侵された小学校の先生と禅寺の修行僧のかなわぬ恋。好評を博した純愛物語の続編。2人の恋の行方は…?
第1回(11月25日 月曜)
骨髄移植が成功し白血病から回復した木里子(小田茜)は、ドナーになってく れた陽春(猪野学)が黙って僧堂へ帰ったのを知り、悲しみにくれる。
それから1カ月。自宅療養を終えた木里子は小学校に職場復帰。裕太(窪田翔 太)やルナ(樋井明日香)たちに笑顔で迎えられるが、気持ちは晴れなかった。 そんな木里子に忍(尾崎麿基)は、陽春が箱根山麓にある天寧僧堂にいると教え る。日曜日、陽春に会えると、僧堂に向かった木里子だが…。

第2回(11月26日 火曜)
僧堂に行った木里子だが、山門に掲げられた「面会謝絶」の立札を見て、寂し く立ち去る。陽春は7日間の接心中だったのだ。
失意の木里子が忍の店に立ち寄ると、そこに佐竹亨(林泰文)と4歳の息子・ 基生(土肥徹平)が明石焼きを食べにやって来た。妻をがんで亡くした佐竹に、 木里子は父・周作(篠田三郎)と似ていると親しみを感じる。
数日後、検査のために聖ヨハネ病院に行った木里子は、佐竹と再会する。彼は 第二内科の医師だった。

第3回(11月27日 水曜)
木里子が白血病で骨髄移植を受けたのを知る佐竹。「ドナーに特別な感情を持た れるでしょうね」という彼の言葉に、木里子は陽春への熱い思いが込み上げ、思 わず涙ぐむ。
一方、周作は佐竹に、気管支喘息の検査のために病院に来た龍雲寺の宗達(川津 祐介)を紹介する。宗達の含蓄のある言葉に感激した佐竹は「息子を連れて遊び に行きたい」と言う。

第4回(11月28日 木曜)
陽春に代わって、龍雲寺で修行する伸隆(辻内将人)が忍の店に日供米をもら いに来た。忍は彼から天寧僧堂の托鉢日を聞き出す。木里子が陽春と会えるの は、その機会しかない。
忍がその事を話していると、また佐竹が基生と現れて、木里子は一緒に明石焼 きを食べることに。忍は、佐竹の様子を見て木里子に好意を持っていることを直 感する。

第5回(11月29日 金曜)
忍のおいの裕太とルナは新しい修行僧の伸隆に興味を持ち、龍雲寺を訪ねる。 一方、木里子は陽春の托鉢の日と重なる日曜日を探し、陽春に会いにゆくと決 める。周作が佐竹父子を家に呼ぼうとしても、きっぱりと断る。
日曜日。天寧僧堂の山門でたたずむ木里子の前を、托鉢から帰ってきた陽春が 通り過ぎてゆく…。