( ΘェΘ)<キャストに、インタビューでぇ〜す
鷲尾仁史役 野久保直樹さん




世界一の天才パティシエを父に持ち、自らも一流のパティシエを目指すロールケーキ専門店「鷲尾堂」のパティシエ・鷲尾仁史を演じる野久保直樹さん。自分の作ったケーキを幸せそうに食べてくれるタレントの翔子と結婚したものの、姉の子供たちを引き取って、新婚早々3人の子育てをすることに。パティシエを演じるに際して、「僕自身は料理もお菓子も好きですけど、パティシエの「手さばき」がわからなかったので、クランクイン前に調理学校に通ってロールケーキを作ったり、ケーキ屋さんに行って動きを観察したりしました」と、このドラマに賭ける意気込みは相当のもの。

「これまでもドラマへの出演はありましたが、ほとんどセリフがなかったりしたこともあって、これほどがっつり役を演じるのは初めてです。たくさんセリフがあって、その分たくさん芝居ができると思うと、ワクワク感が止まらず、嬉しい気持ちでクランクインしました」と野久保さん。ドラマの中には仁史と翔子が2人でしゃべる長いシーンが毎週のように盛り込まれていて、台本で5ページから10ページ分が、一気に撮影されます。膨大なセリフを覚えるために、多忙ななか、自分なりの工夫をしたとか。「まず、台本の全体の流れを読んで、そこから収録する部分を覚えるんですが、相手のセリフを自分なりに想像しながらボイスレコーダーに吹き込んで、それに自分のセリフを合わせて覚えました。これなら会話になるので、新幹線の中でもどこでも一人でやりとり出来るし。僕なりのやり方だったんですが、おかげでNGは少なくて済んだようで、嬉しいです」。

努力の人。が、それを努力とは決して思っていない。「今回はせっかく頂いたチャンスなんで、自分のできる限りのことをするのが当たり前、努力とかじゃなくて当然だと思うんです。まわりの共演者の人に迷惑かけたくないから、セリフはきっちり覚えようと。時間がないという言い訳は出来ないです。1日は24時間しかないんだから、時間がなければ寝る時間を削って覚えないと。体育会系なんです。野球をやっていたことにも関係あるかな? 野球も個人じゃなくてチームワークが大事ですから。ドラマの現場と一緒ですね」。笑顔がとにかくさわやか。スポーツマンならではの空気が、撮影現場にもそよ風をもたらしてくれたよう。元高校球児だけに、真夏の収録中は地元静岡の高校野球の結果をすごく気にして、「あ〜野球がしたい!」と叫ぶことも。

夫婦役の村上知子さんとはバラエティーで顔を合わせることはあったものの、ドラマは初共演。村上さんが「お互いバラエティーの雰囲気を持っているから、空気感が合うんです。相手役が野久保君でほんとに良かった」というと、一方の野久保さんも「村上さんとはドラマでじっくりお芝居するのは初めてなんですが、テンポが合うんですね。あんまり作りこまなくても自然に仁史と翔子の関係になれるっていうか…」。お互いにこの相手で良かったと相性はぴったり。芝居の上だけだと、演技が薄っぺらになってしまうと、村上さんや3人の子役たちと収録の合間にも出来るだけ話をするようにして、気持ちや雰囲気を作り、役作りを重ねていったという野久保さん。収録の合間に子供たちとよく話したりしている姿をお見かけしました。

真摯に取り組んだ鷲尾仁史役。その思いは視聴者の方にも伝わっているかと。このドラマがきっと「俳優・野久保直樹」としての新たな一歩になるに違いありません。


もどる?>(ΘェΘ )