あらすじ


〈第3週のあらすじ〉
第11回(8月16日 月曜)
美由紀(岩崎良美)に厄介ものにされ、けむりやにはちひろ(尾崎千瑛)の居場所はなく、ちひろを引き取るという中野(小木茂光)の申し出を受けざるをえなかった。しかしそこでも健一(塩顕治)にいじめられ、中野には屈辱的な言葉をいわれ、ちひろは耐え続ける日々を送っていた。そんなとき川嶋プロという芸能プロダクションがオーデションを行い、合格者は寮にはいれると知る。だが、応募には保護者のサインが必要で、ちひろはこっそり中野の印鑑をさがす。しかし健一にみつかり泥棒と決め付けられてしまう。

第12回(8月17日 火曜)
 中野家で泥棒扱いをされ、美由紀や隆(甲本雅裕)にも信じてもらえずちひろは絶望から高架橋から飛び降りようと足をかけていた。そこにしげ爺(藤村俊二)があらわれちひろの力になると約束する。しげ爺はオーデションを受ける準備を整え、ちひろは書類審査、地区大会と進んでいく。しかし全国大会進出が決まった直後、しげ爺は何者かに連れ去られてしまう。

第13回(8月18日 水曜)
 ちひろはしげ爺の行方を探し回ったが見つからず再び絶望していたが、ふとたどり着いた劇場の前で佳和(涼平)に出会う。そこではかつて両親とみた「オズの魔法使い」が上演されていた。佳和はちひろと以前夢を目指す指きりをした事を思い出し、ただならない様子のちひろを舞台袖に連れて行き勇気づける。また、川嶋プロのマネージャーの水沢晶(伊藤かずえ)も「夢はちひろのもの」と励ます。
一方、けむりやでは川嶋プロのオーデションに落ちた菜穂子(水黒遙日)を美由紀が責め立てていた。

第14回(8月19日 木曜)
 川嶋プロのオーデション本選会場で、ちひろはお調子者の真紀(北村美渚)とプライドの高い茜(小川真奈)と出会う。ちひろは「虹のかなたに」を歌い、審査員はその才能に目を見張る。一方控え室には美由紀がちひろの保護者を名乗って晶に会いに来ていた。そこで美由紀はちひろの母が殺人犯として獄中死したことを告げ、かわりに奈緒子を売り込もうとしていた。
 オーデションが終わり選考が始まっていた。審査員の評価はちひろと茜で割れていたが、晶が告げたちひろの境遇に、一同は言葉を失う。

第15回(8月20日 金曜)
 ちひろを合格させるかどうかで審査は紛糾していた。審査会場に呼び出されたちひろは境遇を知られ、人に後ろ指を差されることになっても「芝居があれば生きていける」と夢を持ちつづけたい想いを訴える。
 グランプリは茜になったがちひろは特別賞を受賞し、芸能界デビューが決まる。寮に入るため中野家を出て行くちひろを健一はなぜか淋しい気持ちで見送っていた。そしていよいよ芸能活動が始まろうとしたそのとき、茜がちひろと一緒に仕事をすることを激しく拒み始める。