門間崇史(もんまたかし) 仲村 トオル

 住宅関連企業のサラリーマン。田舎では秀才で通っていたが、都会に出て、年齢を重ねるうちに埋もれ、今や出世もままならない。妻に愛想をつかされ、家族と別居中。母親の愛が弟・拓海と比べ薄かったというトラウマを抱えている。

門間千勢(もんまちせ) 八千草 薫

 崇史と拓海の母親。子供が小さい頃、屋根瓦職人だった夫を事故で失い、一人身で育て上げてきた。東日本大震災で家を失い、現在、がんで闘病中。

門間拓海(もんまたくみ) 玉山 鉄二

 崇史の弟。愛嬌のある性格だが、ちゃらんぽらんなところもある。昔から、成績のいい兄と比べられることに嫌気がさしていた。秋葉原で地下アイドルの発掘などをして、生活を立てている。

門間燎子(もんまりょうこ) 紺野 まひる

 崇史の妻。子育てに協力しない崇史との間がぎくしゃくし、息子・瑛太を連れて実家へと戻る。

高原雛(たかはらひな) 朝倉 あき

 崇史たち一行に宮城行きの道中で拾われた若い女性。お腹に赤ちゃんがいるが、父親は…。母親に愛されて育ったとはいえないが、子供を生む前に母に会いたいと願う。