国分佐智子さんインタビュー(2)


憧れのデザイナー伊原容子が実の母だった!という衝撃的な展開を迎えた「メモリー・オブ・ラブ」。ということは姉妹で明を取り合っているってこと!?なのです。涙・涙のインタビュー後半です。

―羽純の母親が容子だとわかって、ストーリーは急展開。羽純と華菜が明を巡ってのライバルになりました。
「やっと羽純と明がうまく行きかけていたところに、明の笑顔がようやく見られたっていう矢先に、母親が容子先生とわかって…幸せだったのは一瞬。羽純は常に辛いんです」

―華菜からあからさまにいじめられたり…
「華菜とのシーンは、あ〜なんて辛いんだろうなあって思いますね。私、これまではけっこう意地悪な役も多かったんです。いじめるのも辛いんですよ。役としてはいじめられる方が気が楽なんですよ。いじめる方だと精神的に参ってしまう。だから、華菜役の菅原さんには『思いっきりいじめてくださいね。大丈夫だから』って(笑)」

―羽純の涙のシーンが増えましたねえ。
「これでもかっ!ていう位、泣いてます。これがまた、涙がちゃんと出てくるんですよ。辛いから…。リハーサルを含めると、1日8回くらい泣いたりしてます。でも、次の日の朝とかが大変。目がはれちゃって…最近はホント、みんな泣いてますね」

―涙の競演ですね。
「悲しい時に涙、うれしいときもうれし涙なんですよ〜。私は涙がすぐにたまるんですけど、なかなか落ちなくて苦労してます。かとうかずこさんは、すごいですよ。ここっていうところで、つつ〜っって涙が流れてくるので、どうしたらあんな風にでるのか、1回聞いてみたいですね」

―国分さんからみて、明という人はどんな人に見えるのでしょうか?
「すごい壁を作っている人だと思います。みんなから誤解されて苦しんでいる。あまりコミュニケーションがうまく取れない人なんですね。でも羽純は7年前、壁のない時の明の顔を知っているので、想いを貫いていけるのだと思います。村上さんの明、ため息まじりの声がクールな感じで、カッコイイですよ〜」

―この先、羽純と明はどうなるんでしょうか?
「まだまだいろんなことが起こります。ラストに向けて1話も見逃さないで欲しいです」

―国分さんご自身、羽純役をやって、何か変わってきたところがあると思われますか?
「この役をやらせていただいたことで、自分自身、成長したかなと思えるようになれたらいいな、と」

―このドラマが終わったら、何かしてみたいことがありますか?
「この仕事が終わったら海外へでも行きたいですね。南の島へ。何も考えないでぼーっとしたい。今は毎日考えることが多すぎてパンクしそうなんです(笑)」

―この先、挑戦してみたい役に「時代劇はやってみたいと思います。着物とかもすごく好きなので」という国分さん。ふだんの会話にほんわかしたものを感じさせる方です。羽純役を終えてさらにすてきな女優さんになっていかれることと思います。