お気楽・お手軽・京料理


京野菜、湯葉、生麸は外で食べるもの、と決め付けてない? いわゆる京素材って、意外とカンタンに料理できるんです。
京都のスーパーやデパ地下で普通に買える素材を使って、簡単レシピで作る京料理風・家庭料理に挑戦してみよう。

  vol.6 湯豆腐の野菜餡かけ


冬の京都の料理といえば、真っ先に思いつくのが「湯豆腐」です。
京都には美味しい豆腐屋さんが沢山あって、それぞれの微妙な味の違いもあり、豆腐好きの私はいつもいろんな豆腐屋さんの豆腐を食べ比べて楽しんでいます。
外がすごく寒い時なんかに、鍋の中に敷いた昆布の上でふるふると揺れる豆腐、豆腐をあまり煮すぎないようにタイミングを見計らって、外は熱々、中はじんわり人肌で大豆の風味をしっかりと感じるようなら一番の食べ時です。薬味を加えたポン酢にさっとくぐらせて熱々の湯豆腐を食べながら一杯やるなんて最高の瞬間です。
でも、ふと思いました。
湯豆腐ってとても美味しいけれど、ごはんのおかずにはなりにくいものですよね。
家庭の食卓で、京都ならではの美味しい豆腐をごはんにも合うしっかりとした味で食べるにはどうしたらいいか考えました。

そこで、私が今まで作った数々の豆腐料理の中で、周りに「美味しい」と褒められた寒い時にピッタリのものをご紹介します。


材料: 絹こし豆腐、人参、えのき、生姜、出し汁、
昆布だし、みりん、醤油、ごま油、片栗粉、きざみ海苔


| 1

生姜一片を薄く切ってさらに千切りにします。人参は、5pくらいの千切りにします。えのきも人参と同じ5pくらいに切ります。
| 2

鍋を熱し、ごま油を少し引いて生姜、人参、えのきの順に入れて炒めます。
| 3

鍋の中の材料が少ししんなりしたら、出し汁を加えます。みりんと醤油で味付けします。
しばらく弱火で煮ます。
| 4

その間に別の鍋に昆布だしをいれて豆腐を温めます。この時、絶対にぐらぐら沸騰させないように注意してください。
| 5

人参が柔らかくなったら火を止めて、水溶き片栗粉を加えて餡にします。
| 6

器に豆腐を盛りつけ、上から餡をたっぷりかけます。最後にきざみ海苔を添えます。

ポイント: この料理は、熱々のあんに生姜がたっぷりと入っているので、体の温まる一品です。餡に入れる野菜を替えてもいいし、鶏肉などを入れても美味しいです。味つけもお好みで甘酢にしてみるのもいいですね。
いろいろとアレンジできるのも、豆腐そのものが他の食材と相性が良いためです。
是非、ご家庭でオリジナルの餡を作ってみてください。


料理・文:森川江眞




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