撮影:川崎秀典 
  

■清水寺
山中より湧出する清泉により、わが国十大名水の筆頭にあげられる、音羽の滝。延命水とも金色水ともよばれるこの名水から「清水寺」の名が生まれました。
清水寺の開創は宝亀九年(778年)。霊夢を受け音羽山麓の滝のほとりにたどり着いた延鎮上人が、ここで練行中であった行叡居士より霊木を授けられ、千手観音像を彫作して居士の旧庵に奉ったのが起こりです。またその翌々年、鹿狩りにきた坂上田村麻呂公が、延鎮上人に殺生の非を諭され、妻室と共に深く観世音に帰依して仏殿を奉納し、ご本尊に十一面千手観音を安置。その後も信仰を続けられ、地蔵尊と毘沙門天とを造像したといわれています。寛永十年(1633年)には、徳川家光公の保護により現在の規模に再建。国宝の本堂、重要文化財の十五建造物を中心とした堂塔伽藍の輪奐の美は、観音霊場として多くの人々に、深く信仰されています。
特に、東山の崖にせりだした本堂の舞台は、懸崖造の「清水の舞台」として知られ、京洛の街の大半を瞰下するすばらしい眺望をほしいままにしています。

MBSキーワード:■第4回 JAL 音舞台"清水寺"(1991/9/20-21)  ■美の京都遺産



■JAL音舞台シリーズとは

JAL音舞台シリーズ(第15回までJALステージスペシャル音舞台シリーズ)は、様々な日本文化の発祥の源であり、いつの時代にも新しい文化のパイオニアとしてあり続けた日本を代表する寺院に舞台を設け、『東洋と西洋の出会い』をテーマに、世界中で親しまれる音楽や新しいパフォーマンスを披露し、そのコラボレーションを"奉納"するという文化イベントです。
これまで「JAL 音舞台シリーズ」は、世界中で高い評価を得た100人を超えるアーティストが、それぞれの比類なき珠玉の表現を披露し続けてきました。
たった1夜だけのイベント。この一夜しかできない芸術空間。
この劇的空間でのパフォーマンスは、日本人ならずともその感性を揺さぶる感動に導きます。
1989年に「金閣寺」で始まった"史上初めての試み"は、「泉涌寺」「三千院」「清水寺」「平等院」「東寺」「延暦寺」「醍醐寺」「大覚寺」「二条城」「法隆寺」「萬福寺」「薬師寺」「仁和寺」と続き、いずれも日本屈指の名刹が次々と新しい歴史的角度をもって公開されてきました。
1997年に「北山殿創建千二百年記念」として開催した「金閣寺音舞台」は、その芸術的表現を高く評価され、テレビ番組として「国際エミー賞(1998年・全米テレビ芸術科学協会選出・パフォーミングアーツ部門)」に入賞し、広く世界へ紹介されました。





■川崎秀典プロフィール
会社勤めのかたわら精力的に京都を撮影し発信している。
多くの書籍やポスターなどに魅力的な写真を提供。
大型バイクにカメラ機材を乗っけて京都の風景や祭を追っている。
MBS京都見聞録の毎月のヘッダー写真も川崎氏の撮影による。


ただ今MBSモバイルでは、色とりどりの京都を待ち受けとしてお楽しみいただけます。


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