京女、まことちゃんが行く!


京都で現役祇園芸妓ヴォーカリストとして活躍する"MAKOTO"がお届けする京都コラム。


 第22回『番組』




只今、「温習会」のお稽古真っ最中でございます!

この会は10月1日から6日までの短い期間に行われ立方(舞う人)はそのうち二日間の出番となります。私は今年は2日5日と「高砂の松」という舞を舞 わせて頂きます。

さて、会の前には “切符”というノルマがやってまいる訳ですが、まず“番組”なるプログラムに半紙を巻き筆ペンで 左上にお茶屋さんの屋号やご贔屓のお客様のお名前を書いて、真ん中上に 「番組」下に「真箏」と書くのでございます。

お茶屋さん宛のは「○○御母上様」お客様のは「○○御旦那様」筋のお姉さんには「○○御姉上様」といった具 合です。

舞妓さんになって最初の年なんかは、まだご贔屓のお客様も少ないので「○○御旦那様」と書く数も少しでしたが、この道20年にもなりますと 「う、手がだるい〜〜休憩〜っ」と休み休み書く作業が長い目の映画一本は見れるくらいかかります。

そして、書けましたら着物を着て お茶屋さんにお母さん宛とそのお茶屋さんのお客様宛を「おたのもうします」とお渡しさせて頂きます。

一軒一軒 歩いてお伺いするのですが 今や何でもチケットの引き換えは 機械になんやらコードを打ち込んで、、なんて時代ですが究極のアナログがこの街には残っています。

これはこれでなかなか良いもんやと思います。勿論、便利ではないけれども人と人の関わりが自然に行われるんですから。

と、言いつつも私はSinger でもありますので、CHIMA LABELのHP「DIARY」に温習会 のMY 出番についてちょろっと情報も乗せております!ご興味のある方は「是非、よろしいおたのもうしますぅ!」

記:MAKOTO




MAKOTO
photo by Yuto HIRAKAKIUCHI
■プロフィール"MAKOTO"
生粋の京都生まれの祇園芸妓。幼少の頃より洋楽に親しみ、16歳で祇園の舞妓「真箏(まこと)」(祇園甲部歌舞会所属)となり、21歳で芸妓に成る。平成13年に「井上流の名取り」となる。
2001年に「MAKOTO」は北島健二をプロデューサーに迎え、自身のオリジナルアルバム「MAKOTO」でトライエムよりメジャーデヴュー、翌年2002年1月には藤井フミヤ、尚之兄弟の作品で初マキシシングル 「MINE」を発表、5月には織田哲郎作曲でセカンドマキシシングル「SPRING MUSE」6月にセカンドアルバム 「To be or not」を発表。
2002年7月〜9月、京都のエフエム局アルファステーションのイメージアーティスト としてラジオのパーソナリティを担当。
現在「真箏」として伝統芸能の習得に日々精進をしつつ、なおかつアーティスト「MAKOTO」では京都を中心としたライブ活動や当エンターティンメントサイトの立ち上げ、運営なども手がけ、さらに文化人として各種出版物にコラムを執筆したり、講演活動などにも精力的に参加している。

MAKOTO
http://www.fan-g.co.jp/makoto/
真箏
http://www.chimalabel.com/


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