京女、まことちゃんが行く!


京都で現役祇園芸妓ヴォーカリストとして活躍する"MAKOTO"がお届けする京都コラム。


 第14回『帽子と靴?!』



2007年 温習会は次郎冠者の
真箏(左)フク愛ちゃん(右)
時はめぐり巡って今年も祇園町は『温習会』の季節です。
相変わらずお稽古で汗を流す日々が続いてます。
ええ汗どす!!

今は懐かしき・・・
初めての『都をどり』のお稽古は圧倒されました。
最近はテープで音を流すのが主流ですが
私が舞妓さんに出た時は 
大先輩のお姉さん方が交代でお三味線を弾いて下さって
いきなり、その音に合わせながらお師匠さんの振りを見て覚えるのです。
人数の多さと 超特急で覚えなければいけない 
スピードについて行けず お稽古が終わった後にお姉さんに教わりつつも
涙を流していたのを覚えています。

毎年、新しい舞妓さんを見る度に思い出しますねぇ。

初舞台の舞妓さんは「帽子と靴」などと言うてますが
最初の幕開きと最後のフィナーレ(桜の場面)しか出ません。

ですので“都をどりは〜〜〜ヨーイヤサー!!”と言うて
青いお揃えの衣装で両花道から登場する「総をどり」は
出たての舞妓さんから ベテランのお姉さんまで一緒に舞うのです。

経験のある芸妓さんの隣に出たての舞妓さんを並べたりして
出たての人同士にならない様に 並ぶ順番も決めてくれはります。

} 『都をどり』は毎年 新曲なので勿論 振り付けも新しく
今となっては 総をどりに関しましては「帽子と靴」では無く 
梅や紅葉の場面もありますし
他の出番は 役柄の日もあり、太鼓の日もあり、なので 
お稽古始まって数日は 未だに四苦八苦してますねぇ(笑)

「初心を忘れずにきばりますぅ〜!!」

記:MAKOTO



MAKOTO
photo by Yuto HIRAKAKIUCHI
■プロフィール"MAKOTO"
生粋の京都生まれの祇園芸妓。幼少の頃より洋楽に親しみ、16歳で祇園の舞妓「真箏(まこと)」(祇園甲部歌舞会所属)となり、21歳で芸妓に成る。平成13年に「井上流の名取り」となる。
2001年に「MAKOTO」は北島健二をプロデューサーに迎え、自身のオリジナルアルバム「MAKOTO」でトライエムよりメジャーデヴュー、翌年2002年1月には藤井フミヤ、尚之兄弟の作品で初マキシシングル 「MINE」を発表、5月には織田哲郎作曲でセカンドマキシシングル「SPRING MUSE」6月にセカンドアルバム 「To be or not」を発表。
2002年7月〜9月、京都のエフエム局アルファステーションのイメージアーティスト としてラジオのパーソナリティを担当。
現在「真箏」として伝統芸能の習得に日々精進をしつつ、なおかつアーティスト「MAKOTO」では京都を中心としたライブ活動や当エンターティンメントサイトの立ち上げ、運営なども手がけ、さらに文化人として各種出版物にコラムを執筆したり、講演活動などにも精力的に参加している。

MAKOTO
http://www.fan-g.co.jp/makoto/
真箏
http://www.chimalabel.com/


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