京女、まことちゃんが行く!


京都で現役祇園芸妓ヴォーカリストとして活躍する"MAKOTO"がお届けする京都コラム。


 第10回『見習いさん』




こちらは「都をどり」のお稽古は大詰め!
今年も頑張りますぅ〜♪

さて、いよいよと 毎日 “割しのぶ”という
出たての舞妓さんが結う髪型を結わせてもらえる
時期がやってきました。

お店出しの 約一ヶ月くらい前からお座敷見習いをさせて頂く。
その時期を「見習い」と言い、毎日 同じお茶屋さんへ通い
お座敷でのノウハウを教えてもらいます。

「だらりの帯」が舞妓さんの象徴でもありますが
見習いさんは まだ“半人前”という事で
帯がだらりの帯の半分 半だらりですので“半だらさん”
と言われる場合もあります(かなり通な言い回し)。

お座敷にどういう順番で入って行くのか、や お酒の次ぎ方
ご挨拶の仕方 お座敷の上座下座、さらに舞を舞わせても頂き
ありとあらゆる事を お母さん(お茶屋さんの女将さん)に教えて頂く。

私が 見習いをさせて頂いたお茶屋さんは大きなお店で
お部屋がいくつもあり お部屋の名前を覚えるのも大変。

そして 忙しいお茶屋さんで
しかも年末だったので芸妓さん舞妓さんの出入りが多く
お姉さん方に「おたのもうします」っと何度もご挨拶をした。

念願の“花簪”を挿し、下手なおしろいをし
男衆さんに着物を着せて頂き 初めておこぼを履き
ほんの少しの距離を歩いている間にも
「あ、、舞妓さんや」っと私に聞こえる程の声で
道行く人に言われる。

少し恥ずかしいけれど 嬉しさ一杯。
お座敷見習いが終われば 本物の舞妓さんになれる!!

そう思いながらピンクの着物に身を包み
怒られたり 笑ったりしながら毎日“気を効かす”っと
いう事に一生懸命 がむしゃらな15歳でした。

記:MAKOTO



MAKOTO
photo by Yuto HIRAKAKIUCHI
■プロフィール"MAKOTO"
生粋の京都生まれの祇園芸妓。幼少の頃より洋楽に親しみ、16歳で祇園の舞妓「真箏(まこと)」(祇園甲部歌舞会所属)となり、21歳で芸妓に成る。平成13年に「井上流の名取り」となる。
2001年に「MAKOTO」は北島健二をプロデューサーに迎え、自身のオリジナルアルバム「MAKOTO」でトライエムよりメジャーデヴュー、翌年2002年1月には藤井フミヤ、尚之兄弟の作品で初マキシシングル 「MINE」を発表、5月には織田哲郎作曲でセカンドマキシシングル「SPRING MUSE」6月にセカンドアルバム 「To be or not」を発表。
2002年7月〜9月、京都のエフエム局アルファステーションのイメージアーティスト としてラジオのパーソナリティを担当。
現在「真箏」として伝統芸能の習得に日々精進をしつつ、なおかつアーティスト「MAKOTO」では京都を中心としたライブ活動や当エンターティンメントサイトの立ち上げ、運営なども手がけ、さらに文化人として各種出版物にコラムを執筆したり、講演活動などにも精力的に参加している。

MAKOTO
http://www.fan-g.co.jp/makoto/
真箏
http://www.chimalabel.com/


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