京女、まことちゃんが行く!


京都で現役祇園芸妓ヴォーカリストとして活躍する"MAKOTO"がお届けする京都コラム。


 第4回『正直、恐かった〜』


舞妓さんにデビューする事を「お店出し」っという。
お店出しをするには、姉妹の盃を交わして
特別、絆の深い“お姉さん”という存在が必要である。

後々に私のお姉さんになって下さる方に
初対面した時は「こんにちは」っと言った私に
少〜し微笑みを浮かべて「こんにちは」っと返して下さった。
すーごい、パリっとした雰囲気に子供ながら“粋”を感じた。

そして、春休みも近づく頃
土曜、日曜などはいそいそと置屋さんへ
役にも立たないが、お手伝いを試みて出かけていた。

ある日、お母さんが
「姉さんお部屋にいはるし、いっといない」っと。

緊張しつつ、お姉さんのお部屋をノック。
返答は無し…。
恐る恐るドアを開けると……
鏡台に向かい、白塗りをしたお姉さんはカツラをといておられた。
「こんにちは姉さん」っと怖々お部屋に入らせていただいたが
鏡台に向かう姿勢からチラリとこちらを振り向き
目を伏せつつ元の状態に戻られた。。
「ひえ〜〜〜〜〜!!こ、こわい、」っと思った。

でもでも、姉さんは本当は心優しく尚かつ身内に厳しい。
そしてご自身は、自分にも厳しく何でも出来る方。
今でこそいろんな事をお話させて頂ける様になりましたが
当時は「こ、こわい…」っとか思ってましたよね(笑)

今となっては誰からも尊敬されている
お姉さんの妹にして頂けて、光栄だとほんまにほんまに感謝です。
自分の妹を持つ様になった今でも
甘えっぱなしです…。トホホ。

早くも時は過ぎ
いざ春休みがやってきた。

「都をどり」が始まる。
中3の新学期がくるまではお手伝いに通うぞー!! とやる気満々。

華やかな舞台裏を覗くという日はすぐそこに来た。


記:MAKOTO



MAKOTO
photo by Yuto HIRAKAKIUCHI
■プロフィール"MAKOTO"
生粋の京都生まれの祇園芸妓。幼少の頃より洋楽に親しみ、16歳で祇園の舞妓「真箏(まこと)」(祇園甲部歌舞会所属)となり、21歳で芸妓に成る。平成13年に「井上流の名取り」となる。
2001年に「MAKOTO」は北島健二をプロデューサーに迎え、自身のオリジナルアルバム「MAKOTO」でトライエムよりメジャーデヴュー、翌年2002年1月には藤井フミヤ、尚之兄弟の作品で初マキシシングル 「MINE」を発表、5月には織田哲郎作曲でセカンドマキシシングル「SPRING MUSE」6月にセカンドアルバム 「To be or not」を発表。
2002年7月〜9月、京都のエフエム局アルファステーションのイメージアーティスト としてラジオのパーソナリティを担当。
現在「真箏」として伝統芸能の習得に日々精進をしつつ、なおかつアーティスト「MAKOTO」では京都を中心としたライブ活動や当エンターティンメントサイトの立ち上げ、運営なども手がけ、さらに文化人として各種出版物にコラムを執筆したり、講演活動などにも精力的に参加している。

MAKOTO
http://www.fan-g.co.jp/makoto/
真箏
http://www.chimalabel.com/


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