京女、まことちゃんが行く!


京都で現役祇園芸妓ヴォーカリストとして活躍する"MAKOTO"がお届けする京都コラム。

 第1回『MAKOTO × 真箏 二つの顔』




こんにちは。初めまして!MAKOTOです。京都や花街など、様々なコトをお話させて頂きます。
何卒、よろしゅうおたのもうします〜!

実は私は、二つの顔を持っています。
まず、二つの顔といいますのは、『祇園 芸妓』としての漢字の源氏名"真箏"。そして、ローマ字のMAKOTOは『歌手』としての名前です。

私は、京都生まれで京都育ち。祇園でお店を営む父の元に生まれ、母の姉妹が祇園に住んでいたという事もあり、幼少の頃から祇園の町をウロウロとする機会が多くありました。
時々、父のお店のお掃除についていきましたが、帰りに同じビルにあるコーヒーショップでアイスクリームを食べるのがとても楽しみだった♪
そこには、お稽古帰りの芸妓さんや舞妓さんがよく来られてまして、子供ながらも華やかな雰囲気に憧れ、『大きくなったら、舞妓さんになるーっ』と言っていたそうです。

バーである父のお店には、ピアノが置いてありJAZZやPOPSが常に流れていました。
ほんまに小さい頃から、家でもJAZZを聞いていましたし、JAZZのライヴハウスにも連れてってもらった記憶があります。とても洋楽や洋画が好きな一家で、私が小学5年生の時の作文を読み返すと、当時の"将来の夢"は『歌手』でした。

幼いころから『和と洋』ともに興味があったみたいです。
気が多い…と言うのでしょうか(笑)

そんな私が、中学一年生の三学期に『舞妓さんになる事ができるらしい』という情報を入手!!
舞妓さんは15、6歳から20歳前後までしかできないといいます。
即座に『なりたい!』っと思いましたが、思い返せば、私が憧れていたのは…
あの“かんざし”を挿したい!出たての舞妓さんがしてはるチャラチャラチャラ〜とした…風に吹かれたら顔にふわっとかかり、それを手で押さえているという…あの光景だけで、他には、なんの知識もありません。

なにはともあれ春休み。祇園に住んでるおばちゃんと母と一緒に『都をどり』を見に行きました。
まるで、時代が違うかと思う程に古典といわれるスタイルの舞台を目前とし、当時ロックが好きだった私は『おもしろそう!!』と古典芸能に興味を示す。

しかし、簡単になれる訳でも無し、何よりも置屋さんに置いてもらわないと始まりません。

そんな時、父の知人が「祇園町の芸妓さんを知っている」という話が…。
そこから、私の"真箏"へと繋がる旅が始まりました。
記:MAKOTO


都をどり
明冶5年(1872)の第一回京都博覧会に附博覧として井上八千代たちの発案でスタート。芸舞妓がその芸を春と秋に披露する花街(かがい)のおどり。京都の風物詩の一つ。2006年現在、芸妓"真箏"も出番。

舞妓さんのかんざし
舞妓のかんざしは花簪(はなかんざし)といい、季節のシンボルとして祇園ではそれぞれの月ごとに決まったかんざしを髪にさす。一月は松竹梅、一月七日には稲穂の簪、二月は梅、三月は菜の花、四月は桜、五月は藤、六月は柳やあじさい、七月は団扇や祇園祭をあしらったもの、八月はすすき、九月は桔梗、十月は菊、十一月は紅葉、十二月は南座の顔見世歌舞伎興行のまねきなどとなっている。

置屋
花街は"お茶屋"と"置屋"からなっている。芸舞妓を呼び歌舞音曲でもてなす場を提供するのが"お茶屋"である。"お茶屋"は場所を提供するのみで、芸舞妓を置き"お茶屋"へ派遣する"置屋"または"屋形"というものが存在する。いわば芸舞妓にとって"お茶屋"とは舞台であり、"置屋"とは登録事務所といったところである。


MAKOTO
photo by Yuto HIRAKAKIUCHI
■プロフィール"MAKOTO"
生粋の京都生まれの祇園芸妓。幼少の頃より洋楽に親しみ、16歳で祇園の舞妓「真箏(まこと)」(祇園甲部歌舞会所属)となり、21歳で芸妓に成る。平成13年に「井上流の名取り」となる。
2001年に「MAKOTO」は北島健二をプロデューサーに迎え、自身のオリジナルアルバム「MAKOTO」でトライエムよりメジャーデヴュー、翌年2002年1月には藤井フミヤ、尚之兄弟の作品で初マキシシングル 「MINE」を発表、5月には織田哲郎作曲でセカンドマキシシングル「SPRING MUSE」6月にセカンドアルバム 「To be or not」を発表。
2002年7月〜9月、京都のエフエム局アルファステーションのイメージアーティスト としてラジオのパーソナリティを担当。
現在「真箏」として伝統芸能の習得に日々精進をしつつ、なおかつアーティスト「MAKOTO」では京都を中心としたライブ活動や当エンターティンメントサイトの立ち上げ、運営なども手がけ、さらに文化人として各種出版物にコラムを執筆したり、講演活動などにも精力的に参加している。

MAKOTO
http://www.fan-g.co.jp/makoto/
真箏
http://www.chimalabel.com/


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