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指揮者・大植英次、49歳。今、世界が最も注目する指揮者。全身を使う雄弁な指揮ぶりと、一見過剰とも思われるエネルギーが紡ぎ出す彼の音楽に観客は熱狂する。観客動員の不振がささやかれるクラシック界において、大植のコンサートチケットを手に入れるのは至難の技と言われている。22歳の時無名のまま渡米し、小澤征爾、レナード・バーンスタインら名指揮者たちに師事。2年前から日本の名門・大阪フィルハーモニー交響楽団の音楽監督も引き受けた。今年7月、そんな大植にさらなる大舞台がめぐってきた。130年の歴史を持ち、世界の主要音楽祭の中でも特に高い人気と格式を誇る「バイロイト音楽祭」の
指揮台に、東洋人として初めて立った。 |