福島孝徳60歳、脳外科医。アメリカの医療関係者は彼を「神の手を持つ男」と賞賛する。
48歳のとき、論文を医師の評価基準とする日本の医学界が嫌気がさし、海を渡った。異国の地で臨床の現場にこだわりつづけ、毎年200人以上もの患者の命を救っている。
その手が「神」の手と呼ばれるのは、彼が確立した「鍵穴手術(キーホール・オペレーション)」と呼ばれる手術法にある。頭にほんの小さな穴をあけるだけで、顕微鏡を使い巧みに患部を切除・縫合する。
普通なら10時間を越える難手術も福島の手にかかれば数時間。患者のダメージは大幅に軽減される。
まさに神業ともいえる世界最先端の技術だ。
この春、一時帰国し、滞在中に全国の病院を回り寸暇を惜しんで手術を行い続けた。
まさに医療の現場に情熱をかける60歳。
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