熊本県生まれ。40歳。
  筑波大学で農業経済学を専攻。そこで、「哲学は机の上ではなく生活の中にある」ことを学び、料理の世界で実践することを志す。
  27歳から3年間、滋賀県大津の禅寺「月心寺」で修業。庵主・村瀬明道尼に1日も休むことなく仕え、精進の心とその料理をたたき込まれた。
  1992年 自らの店「月心居」を東京・表参道に開く。
マスコミの取材を嫌い口コミでだけでその存在を知らしめてきたが、今では、海外からのVIPなどがお忍びで訪れることも少なくない。
 ※月心居東京都渋谷区神宮前4-24-12
 TEL/FAX 03-3796-6575



 植物全般、動物より偉大だと思っています。私ね、変なこというようだけど前世は野菜だったと思ってるんですよ。野菜に生かされてるわけですから、人間なんてね。しょせん自分だけでは生きていけないし、大地の恵があって生かされてるんですから。そういう意味もあって、 もっと謙虚になっていいもの作っていきたいなぁと思いますね。
  伝統というのはね、僕が思うのは、ただただ古いものを守るということではない。新しいゆえに伝統が生きてくるわけで、埃かぶったりカビはえたようなものを大事にしててもしょうがない。そりゃ先人の知恵とかね、もうすばらしいものがあると思いますし、そういうのはもっともっと勉強しなきゃいけないと思いますよ。そういうのは勉強したうえで、さらに一歩でも前に向いて歩むこと、それが伝統を引き継ぐ事だし、伝統を大事にすることにつながると思うんですね。
2001/05/27 ON AIR

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