2016年04月24日放送

服部 幸

猫専門病院 獣医師

猫だけを診察し続けて10年…未知の病と格闘しながら小さき生命の生と死に向き合う

昨今の猫ブームはめざましい。猫特集が組まれた雑誌は部数を伸ばし、街には猫と触れ合える“猫カフェ”も出現。飼育頭数はいまや犬を上回る勢いだ。そんな中、10年も前から東京で猫専門の獣医師として活躍しているのが服部幸だ。現在は、猫にストレスがかからない病院をコンセプトに猫だけを診察する東京猫医療センターの院長。猫だけで経営が成り立つのか?という声に対し「違う生き物を一つの病院で診ている方が不思議だ」と言う彼の病院の診察件数は年間8,000件を超える。
取材を始めたのは昨秋のこと。猫だけを診察する服部でも滅多に見ない難病の猫が次々と訪れる。心臓の奇形を抱えた生後3か月の仔猫、顔を激しく掻きむしる猫、不治の病と言われるFIP(猫伝染性腹膜炎)の猫。そんな時、服部は恥ずかし気もなく医学書を開き治療の糸口を探す。発展途上の猫専門医療だからこそ基本に忠実に、教科書通りの医療を施すという。
一方で、飼い主の心のケアにも心血を注ぐ。乳がんの再発と転移を繰り返す11歳の猫は半年間治療を続けるも増殖するがんに処置が追いつかない。一体いつまで抗がん剤を投与し手術を続けるのか、猫と飼い主の幸せな時間を最優先に服部は徹底的に悩み抜く。「飼い主の不安や辛さを少しでも和らげて初めて成り立つ仕事、答えは一つじゃない」愛猫との別れを前にした飼い主に、服部がかけた言葉とは。迷える猫と悩める獣医師の半年間を追った。

プロフィール

服部 幸

服部 幸

1979年、愛知県の獣医師の家に生まれる。北里大学卒業後2年半の動物病院勤務を経てSyuSyu CAT Clinic院長に 。翌年、米国・テキサス州の猫専門病院 Alamo Feline Health Centerにて研修プログラム修了。2012年東京猫医療センターを開院。2014年JSFM(ねこ医学会)理事に就任し、東京や大阪、名古屋などで様々なセミナーも行っている。獣医師の妻と二人の娘、二匹の猫の六人家族。好きなアーティストはX JAPANという37歳。


担当スタッフ

演出:三木哲
構成:田代裕
ナレーター:窪田等
音効:中嶋尊史
編集:宮島亜紀
制作協力:東北新社
プロデューサー:福岡元啓・山本喜彦

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