2010年06月20日放送

吉岡徳仁

デザイナー

「閃き」をカタチに。世界を虜にするクリエイター「吉岡徳仁」とは何者か?

 世界の名だたる企業から仕事の依頼が舞い込み、手がけた作品はニューヨーク近代美術館やフランスのポンピドゥ・センターに永久所蔵されるというデザイナー・吉岡徳仁(よしおかとくじん)。今年、米経済誌が選ぶ『世界で最もクリエイティブな100人』の一人にも選ばれた。

 自然の結晶で作った椅子や500本ものクリスタルプリズムを使った巨大ステンドグラスなど、その作品はデザインの領域を超えアートとしても高い評価を得ている。絶えず頭の中に浮かぶ「閃き」を、ありとあらゆる物質を使って「アート」に昇華させていく吉岡。「時代を超えて“未来の定番”となる美しさを創造したい」と語る43歳の果てしない創造力の源を探る。

プロフィール

吉岡徳仁

吉岡徳仁


担当スタッフ

演出:武藤哲典
構成:田代裕
ナレーター:窪田等
撮影:草柳徹也、清水正俊
音効:井田栄司
制作協力:SLOW HAND
プロデューサー:伊豆田知子、上野大介

情熱語録

パソコンで出来るものって
みんな似ちゃうんですよね。
未来では手作りとかが、
いちばん価値を持つんじゃないかなって
思いますけどね、ほんとはね。


(携帯電話用の効果音各種を、
 徹底的にチェックする様子に
「そこまでやるのですか?」)

もちろん。
スピーカーの穴の大きさまで。

(誰も気づかないんじゃないですか?)

気づかないといえば、
気づかないです。
そういうのがほとんどですね。
実際使ってみると
だれも分らないかもしれないですけど、
全体の雰囲気として伝わってくるんですよね。


図面で書けないですね、これ。
自然から生まれているような…
これどうやってやればいいんだろうな…
パソコンで出来ない物ばっかりなんですよ
服のドレープ(シワ)とかでも
これを図面で描こうとすると
すっごい変なモノになっちゃうんですね
偶然ほど美しい物はないと思う
遊びみたいでしょ


(イッセーミヤケの)
ウィンドウをデザインした時に
良いデザインには必ずウィンドウに
小さな手形がついてるんですよね。
ウィンドウでこう…やって(手をつけて中を眺めるしぐさ)、
子供たちが興味あるものは
良いデザインだったりしますね。


いま、「デパートがどんどんなくなっていく」とか
そういう話がニュースで出てるじゃないですか。
景気が悪いからじゃないんじゃないかな
と思いますけどね。

夢がなくなっているんですよね。
夢から利益になってしまって
人が離れて行ってるんじゃないかな、
と思いますけどね。

目にはやっぱりクオリティの高さが必要ですよね。


(公園を散策しながら、風景を眺めて)
もしかしたら、
こういう一見すごく無秩序の中に、
美しさっていうものが
存在するのかなと思ったりもするんですね。

木漏れ日とか、この下を通ると
気持ちいいじゃないですか。
その気持ちいい理由っていうのは
何かはわからないんですけどね。

その…
光なのか…
光の出方なのか…
木の動きなのか…
香りなのか…。

何か分らないんですが、
そういうものの中にも
新しいデザインっていうのが
存在するんじゃないのかなと思いますけどね。

情熱の瞬間

▼ミラノでの展覧会。球体作品「Stellar」に、観客の一人が「天地創造を感じる」。(23:16)200クリック
▼作品のパーツを吊るすフックが足りない。妥協せず、手直し。「最終的に出来たものしか記憶に残らない。そこで妥協しないほうがいい」(23:39)253クリック
▼休日の公園散策。「一見無秩序な風景の中に、美しさが存在するのかも」(23:42)420クリック

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