2010年06月13日放送

安藤忠雄

建築家

『情熱大陸600回シリーズ第三弾』建築家・安藤忠雄に12年ぶりに密着!「世界の安藤」が今、心血を注ぐ巨大プロジェクトとは?また、巨匠が新人を徹底指導!「安藤流・部下の育て方」に注目。

 1998年の番組開始直後に取材した人物に再びカメラを向け、時代の変化を読み解く「情熱大陸600回記念シリーズ」第三弾は建築家の安藤忠雄。この12年、日本の景気は停滞し続け「コンクリートから人へ」のスローガンが象徴するように建設業界も元気が無い。その中で変わらずパワフルな安藤の上海・北京での巨大プロジェクトに密着すると共に、“今、最も大切にしている仕事”と言う「新人教育」を徹底取材!今春、安藤の事務所に入った東大大学院卒のスーパーエリート2人、通称「ツインタワー」に巨匠が教えた最初の仕事とは―?「景気が悪い、悪いと嘆くな!日本の景気が悪けりゃ世界のどこかへ行けばいいだけやんか」寸暇を惜しんで若者たちに語りかける言葉は、悩める現代人にとっても「生きるヒント」になりそうだ。

プロフィール

安藤忠雄

安藤忠雄


担当スタッフ

演出:茂原雄二
ナレーター:窪田等
撮影:三好保彦、白石雅俊
音効:井田栄司
制作協力:SLOW HAND
プロデューサー:伊豆田知子、上野大介

情熱語録

(東大卒の新人2人を前に)

基本的に最初が大事なんですよ、学生は。

「一聞いたら十知る」。
私たちの時代は一聞いたら十知らないと
メシ食えないから、
私たちは生活のために
仕事してきたんや。

「東大行くの?そりゃ賢いね」
何が賢いねんっ!3千人も入るねんで。


必ず建築造ったら住宅造ったらね
クライアントと建築家はもめる
「あの追加予算 私言うてない」とか
いつもお金かかってるんやで建築は
自分の芸術を自分で作るのと違う
施主はおる
周囲の住民はおる
大工、左官屋おる
みんなと一緒に夢かけてやってるんやから


(日本だけでは食べられないですか?)
難しいと思うわ
でもね、能力さえあればね
マーケットは世界にあるんやから
地球の中で景気のいいところは
いつもありますよ

アブダビ、ドバイは悪くなっても
サウジアラビア、イラク
中国が悪くなったら
今度はインドに行くでしょ!

(世界のどっかは景気がいいっていうのはすごいですね)

そうでしょ?
そりゃ世界のどっかは
景気がいいんですから
景気悪かったらいいとこ探すやんか
それには体力と忍耐力と想像力の勝負やな


このクラアント面白いと思わなあかん
向こうもこっちを面白いと思って
夢への同乗者や

我々はこのスタッフと
一緒に走らなあかん
だけどこの同乗者
遅いからゆっくりしてて
何しとんねんみたいな感じや


(度胸も要りますよね?)
要りますよ。
建築造るのには度胸が要りますよ、大きいから。
だけど、失敗したからといって、
殺されるわけじゃないしね。
おっ、こんなになっとったのかって思うもん。
(そういう)ところがあってもいいと。
だから時々現場行って
「あれこんな大きな穴が開いてたのかな」って思う部分もありますよ

「まぁまぁいいじゃないの」
「うまくいかなかったらごめんね」と、
これぐらいじゃないと。
その「ごめんね」というのが残るんですよ、
人の心の中に。

だから出来上がる物が
自分たちが思ってる可能性よりも
もっと超えたものを造りたいと思ってます。
それを造らさしてくれるのなら、
韓国でも中国でもベトナムでも
どこでも行くと。


建築の中で住宅っていうのは
非常に大事なんですよね一番
まぁ、人間の生活がありますから
洗面もあるしトイレもあるし
相手の気持ちを
よく考えないかんじゃないですか


人生って建築とよう似てんねん
人生って
思い通りにいかへんやんか
建築っていうのは
だいたい計画通りにいかない
なぁ、面白いやろう?建築作るのは

情熱の瞬間

▼新人教育は最初が肝心。「一を聞いたら十を知れ」。「停滞した社会を打ち破る青年を作っていかなアカン!」(23:05)96クリック
▼「2、3年で開発を」との中国の要求に対し、「よそが追いつかんような建築を造らなあかん」。(23:17)171クリック
▼個人住宅を大手住宅会社の若手設計者にお披露目。盗めるものは盗めばいい。設計図も公開。(23:22)129クリック

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