2009年11月29日放送

岩佐十良

雑誌編集長

 食・旅をテーマに中高年を中心とした読者から絶大な支持を得ている雑誌「自遊人」
編集長の岩佐十良(いわさとおる)は恐らく全国規模の雑誌を発行する出版社では日本でただ一人、"米作りと雑誌作り"の2足のワラジを履く異色の編集長だろう。
 岩佐が編集部を丸ごと東京の日本橋から新潟県南魚沼市に移したのは4年前。以来、雑誌発行の傍らスタッフ全員で2反の田んぼを借り“極上の米作り”を続けている。
社員わずか8名で発行する「自遊人」だが、並み居る大手出版社を向こうに回し中高年のライフスタイル誌部門では全国第二位の発行部数を誇る。その健闘ぶりは“出版業界のミステリー”とも…。だが、そんな「自遊人」にも不況の波が押し寄せていた。雑誌は売れるのに広告収入が激減。かつてない“廃刊の危機”を、米作り編集長は一体どう乗り越えるのだろうか?半年間の闘いに密着した!

次回は、午後11:25〜11:55の放送になります。

プロフィール

岩佐十良

岩佐十良


担当スタッフ

演出:増永達治
ナレーター:窪田等
撮影:手嶋俊幸
音効:島野高一
制作協力:SEPIC
プロデューサー:山本園弥、上野大

情熱語録

(取材の撮影で大切なことは?)
それはやっぱり…ライブ感ですよね。
自分の目線で、自分が泊った感じ!?
自分が体験してる感じの景色を撮りたい。


(雑誌制作の傍ら、なぜ米作りを?)
お米の特集記事を作ってですね、
その時にいろんな農家さんを訪ねて
いろんなお米の話を聞いたんですよ。
頭では分かった気になったんですけど
よくよく考えてみると謎がいっぱいあるんですよ。
ここでできるお米と隣りでできるお米の味が全然違う。
気候は同じ魚沼だし、土も同じような土だし、
水も同じような水を引いてるし、
何が違うのかなって現場で見てみないとわかんない、ってのがあるんで。
実際体験してみるのが一番だろうと…。


(雑誌は売れるのに広告が激減で苦境に)
そりゃまぁ、悔しいですけどね、しょうがないですよね。
これを意地でやっちゃうと、
結局、会社潰しちゃうことになるんで。
やっぱり、意地とメンツだけで仕事はできないですからね。
僕らはその代わり人数が少ないですから、
人数が少ないなりに組織力が強くないと
大手には勝ち目がないんで…。
(これだけは大手に負けないと自負しているのは?)
ゲリラ戦略的組織力ですかね、やっぱりね。


今頃、東京で仕事してたら死んでた。
雑誌って「豊かさ」とか「ライフスタイル」みたいな事を
伝えなきゃいけない。
「ライフスタイル」を自分たちが伝えなきゃいけないにも関わらず、
その…伝える「ライフスタイル」と
全く真逆の生活をしていたり…。
なんていうか、全てが口だけなわけですよ。

「こんなライフスタイル素敵ですよ」
「こんな食生活素敵ですよ」
「こんなことしててみませんか?」って言ってるのに、
実際に自分たちは、
休みはないは、食べ物は酷いわ
睡眠時間は無茶苦茶だわ、っていう、
もう全然違う生活をしてるわけじゃないですか。
「これって僕らおかしいな」って感じたのが
こっち(魚沼)に来る移転のきっかけの一つですよね。


雑誌を作るのがしんどかったら
しんどい雑誌が出来上がるじゃないですか。
お米作りもしんどいと、(お米が)おいしくない、絶対。
楽しく仕事をするってことは
いいお米が出来上がる。
「いいお米が出来上がる=おいしい」わけですね。
雑誌作りも同じだと思います。

情熱の瞬間

▼覆面取材に同行。温泉、浴場にカメラ潜入。撮影に大切なことは『ライブ感』(23:26)233クリック
▼自宅で充実の朝食。都会の生活より健康に。「豊かな生活を提案する側が、提案する生活からかけ離れていること」への疑問がきっかけ(23:42)305クリック
▼エンディングは部屋の窓からぐーっと空に上がって、田園風景を含めたオフィスの全景が見えるカメラワークで。(23:52)315クリック

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