2009年11月22日放送

佐藤克文

海洋生物学者

 ペンギンや海ガメ・アザラシなどが海中を動き回る姿は誰しも映像で目にした事があるだろうが、彼らの体温や泳ぐ速度など詳しい生態はというと実は殆ど知られていない。そんな水中動物達の謎を解き明かす学問「バイオロギング・サイエンス」の世界で活躍するのが海洋生物学者の佐藤克文(42)だ。動物の身体に「データロガー」と呼ばれる小型の記録装置を取り付け動物自身にデータを取ってきてもらうという手法、いわば共同研究者は野生の動物達というワケだ。
 番組では佐藤の本拠地・岩手県での海ガメ調査をはじめ、アイスランドのシャチ調査や無人島でのオオミズナギドリ調査に密着。未知なる海洋生物の生態を解き明かそうと、世界の海を飛び回る気鋭の科学者の姿を追った!

プロフィール

佐藤克文

佐藤克文


担当スタッフ

演出:武藤哲典
ナレーター:窪田等
撮影:松永朋広、清水正俊
音効:井田栄司
制作協力:SLOWHAND
プロデューサー:伊豆川知子、上野大介

情熱語録

アタマのいい研究者はですね、
そんなアホっぽい調査はしないんですよ。
っていうか、もう許せないんですね、
そんな不確定要素が多すぎる調査は。
しかし、我々は『肉体派』ですから、
とにかく「やるんだ」ってことで。

その先に大発見が待ってるって判れば
誰でもやるんですよね。
でも、それが判んないのに努力できるかどうか、
ここが運命の分かれ目なんですよ。

やみくもにやったら結果的にあった。
それだけですね。


200年経とうが、300年経とうが、私の研究が
世の中にとって必要不可欠なものになるような
時代が来るような気は、正直言って、しないですね。

ノーベル賞とか獲ったような人たちに
本音を訊いてみたいんですよね。
「役に立てよう、とか思って、研究しちゃいかん」
とか言ってくれたら、私たち助かるんですけど(笑)。


この世の中のほとんどのことって、
多分いま効率重視とか採算性とかってことを言いますから、
たぶん、きっちりと段取りを決めて、
論理的に構成してやるっていうことのほうが、
メインだと思うんですよね。

だけどそれって予想外の、
不測の事態とかあんまり起こりにくい。
でも、真実はきっと
そういう予測できない突発的な出来事
ということも含めて、
きっと『真実』なんですよね。

それに迫るために、
「余り採算とか言わないで
ただただダラダラやる」っていうのは、
すごく無駄のようなやり方でいて、
実はでも、大ホームランかっとばす可能性を秘めた
やり方のような気がするんですよね。

まあ、あんまり、ちょこっ、ちょこっとやって、
うまくいかないからって言って、
諦めないほうがいいって、そういうことですよね。


一人の研究者が一生いろんなことやるんですけど、
そういう(誰もが驚くような)発見が一つでもあれば、
その人の人生は成功だったって言えるんじゃないでしょうか。

その研究者の仲間内から
「あれはいいね」って言ってもらえるような発見なら、
ポツポツありますけどね。

(毎月ぐらいですか)
アハハ(苦笑)、数年に一回ですよ。
五年間密着取材してください。
そしたら『その瞬間』あると思いますけど。

情熱の瞬間

▼宝物はアオウミガメの赤ちゃんのミイラ!!(23:07)109クリック
▼シャチの背中にデータロガーを取り付けるチャンスはたった一度。だが…失敗。(23:24)222クリック
▼研究者仲間から評価されるのならポツポツあります。5年間密着取材してください。そしたらその瞬間あると思います。(23:27)413クリック

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