2009年11月08日放送

佐野俊二

小児心臓外科医

 先天性の心臓病で、手術が極めて難しいとされる「左心低形成症候群」を独自の手法で手術成功率を9割にまで押し上げ、一躍「ゴッドハンド」「スーパードクター」と呼ばれるようになった小児心臓外科医・佐野俊二(さのしゅんじ)。
 佐野率いる岡山大学病院の小児心臓外科チームは世界でもトップクラスの実力を誇り、連日のように重い心臓病を抱えた子供達が訪れる。他の病院で手術を断られ、一縷の望みをかけてやって来る子供達と家族…佐野はそんな彼らの手術を決して断らない。 
 朝から晩まで分刻みのスケジュールで働き、年間およそ300件の手術をこなす佐野、手術の極意を「感覚を研ぎ澄まし手で音を感じる事」だという。
 番組では、小さな身体で必死に生きようとする子供達と、幼い命の最後の砦として全身全霊をかけて手術に挑む佐野に密着!「ごまかさない」「逃げない」「あきらめない」という医者としての真摯な姿を追った!

プロフィール

佐野俊二

佐野俊二


担当スタッフ

演出:竹本有希
構成:田代裕
ナレーター:窪田等
撮影:遠藤美彦
音効:増子彰
制作協力:いまじん
プロデューサー:重乃康紀、上野大介

情熱語録

丁寧に、正確に、手術するんやからね。
それが手術の基本やから。
出来の悪い人ほど
「先生は器用だから」とかね。
器用は関係ない。


(手術室で、指示を飛ばす)

これが勝負。
もう、こんだけしかない。

自分が一個失敗したら
死ぬんじゃから。
この子の命はない。
(だから)…一発で(決めないと)。


医者は事務屋さんと違うで。
医者が事務屋になったら、最低よ。


1mm言うたらものすごい太いよ
1mm言うたらこんだけあるんやからね。
これだけ間違えるいうたら
よっぽどヘタクソなんです。

0.1mmや。
プツンと音がするんですよ。
手に音がする。
手で音を感じる。
それが分かると一人前。

手術を腕ですると思ううちは二流やと思う。
手術は頭でする。
だから、うまい人は頭が冴えてる。


(6歳男子の患者の前で、どうして厳しい言葉を伝えるのか?)
本人は分かってる。
これだけになっても手術の話にならないって事は、
自分は手術してもらえないんじゃないかって、
薄々は絶対感じてるからね。
だから逆に言うたら、隠さずにありのままで
あんたはね、条件が悪いとか、
リスクが高いと言った方が、
よっぽどいいんじゃないかと思って

(治せる確信は?)
あるよ。
たぶん治ると思う。


1年間に何人かは不幸にして亡くなるけど
大体その前後は怒り狂ってる。
「気分悪いから近づくな!」とか言って。

亡くなる理由が思いつかなかったら…。
結局どっかに理由がないと、
自分の気持ち的には納得できない。
理由もなしに死ぬという事はあり得ない。
どっかに理由がある。


(トラブルの後、手術は7時間を費やし無事終了>
気分は結果オーライですから。
結果が良かったら気分も良くなる。
結果が悪いと気分は悪い。
どんなに短い時間でも…。

(食べ物があるって言ってますけど)
いらんっ!

情熱の瞬間

▼難手術を前にした子どもにも厳しい現実を告げる。「治せるという確信は?」の問いに「あるよ。たぶん治ると思う」(23:13)349クリック
▼手術に必要な素材が来ない不手際に「アンビリーバブル」手術は成功するのか、それとも…。(23:24)492クリック
▼代替素材を手作りして手術は成功。「結果オーライ。気分は良くなる」と言いながらも「ご飯は?」の問いに「いらん!」(23:27)653クリック

« 前の放送過去の放送一覧次の放送 »

公式Facebook

Twitter

#情熱大陸

ページトップへ