2009年10月11日放送

村林新吾

高校食物調理科教諭

 調理クラブの顧問として、日本で唯一の「高校生レストラン」をオープンさせた高校教諭・村林新吾(むらばやししんご)。「将来、日本の食生活を支える人間を育てたい」と15年前に調理師養成学校の教員から三重県立相可高校食物調理科の教諭に転身、2002年に部員達を率いてレストラン「まごの店」をオープンさせた。
 地元の食材をふんだんにつかった料理は評判を呼び、営業は土日と学校が休みの日だけにもかかわらず常に満席。毎週500食分の定食をはじめ、地元スーパーで販売する約1300個の弁当を製作するため、部員達は連日授業の始まる前や休み時間、放課後とフル稼動だ。大変じゃないかって―?村林は言う「調理だから特別に見えるけど、これが高校球児なら当然の日課でしょう?増してや甲子園常連校ならね」
 調理は勿論、靴の履き方から接客の言葉遣いまで、人としての道義を厳しく指導する村林に鍛え上げられ、部員達は全国の料理コンテストを総ナメする実力者に成長、卒業後の就職率は何と「100%」を誇るという。不況に負けない村林流教育術の極意とは?“食育のカリスマ”の熱血指導に密着した。

プロフィール

村林新吾

村林新吾


担当スタッフ

演出:長南武
ナレーター:窪田等
撮影:加藤実智雄、高橋秀典
音効:井田栄司
制作協力:AZUSA
プロデューサー:武藤靖、上野大介

情熱語録

(不況の中、就職率は100%)
うちの学校の路線としてはよかったわけです。
きっちり教えて、っちゅうのが。
不況やなんや言うても関係ない。
全然怖ない。
逆に追い風ですよ


例えば、余分なお皿をいくつも出したら
洗いもんすんのに水がようけいるんで
お店の経費に係わることやから、
必要最小限にしなさいよ!って指導もする。
だから料理以外のこともだいぶ教えてる。


たとえ50分でも座って本を読むなり
英語を勉強するなりするのはすごく大事。
何もかも自分の好きなことだけしとるようでは
社会に出てから持たへん。


(昼食にマクドナルドのハンバーガー!?)
世界の「マクドナルド」やで(笑)。
僕は…スローフード、ファーストフードって理念がないんです。
ハンバーガー食っとったらキレやすい子供ができるとかさぁ…、
訳のわからんこと言っとる。
あれは躾(しつけ)ができてないだけです!


(体罰をどうおもいますか?)
体罰、絶対ダメ。
叩く瞬間は本当に腹立って叩く…。
冷静に叩くことはできない。
冷静に人を殴るなんてできない。
出来るわけがない。

「一発どついたらいっぺんに直るかな」っていう子…おるよ。
確かに…そやけど、絶対ダメ!
でも、言葉があるから。
その子に理解できるような言葉で
ちゃんと喋ったったら、
痛みとかより以上に
分かることがあると思うよ。


(いろんなとこに生徒を連れて行くのが好きですね?)
おお〜大好き、大好き。
やっぱり自分も勉強したいし。
一人で見るより十人で見る方がええやん。
生徒に託(かこつ)けて、自分が勉強する。


ある意味で人間を料理しとる、僕って。
食べるわけやないけどさ。
ほんと…なんちゅうの…さじ(匙)加減やな。
教育も料理もな、さじ加減。
だからやっぱ、手抜くとあかん。
ほんと、手抜くとダメ。

情熱の瞬間

▼産地視察も教育の場。生徒たちと一緒に仕入れたタイを使った鯛茶漬けが看板メニュー。「生徒にカッコつけて自分も勉強」(23:16)97クリック

▼海外で働こうとする卒業生をテスト。「外国人に出すのなら、もう少し味を濃く」と合格通知にも絶妙の『味』(23:24)148クリック

▼教え子の知事賞受賞に「よっしゃー!」。受賞作は『鯛でキャラメルモンブラン』。取材を通じて一番の笑顔。(23:27)316クリック

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