2008年11月09日放送

宮内寿和

大工棟梁

 滋賀県大津市に代々続く大工の家に生まれて、四代目。弱冠二十歳の若さで棟梁となり、現在までに百軒以上の家を手がけてきた。宮内が建てるのは千年以上続く日本古来の大工技術を継承した木造の家。伝統的な工法や技術を応用しながら、あくまで現代人のライフスタイルや環境に合わせた家造りにこだわる。時には学者に意見を求めたり自らが構造実験を主宰するなど、良い家の在り方を模索する日々。2008年1月、宮内はまた新たな試みで一軒の家造りに取りかかった。木の選別から新工法の開発、度重ねて行われた構造実験など、三年もの準備期間を経て臨んだ自信作。一切金物を使わず地元滋賀県産の杉で作る、オーダーメイドの「土に還る家」だ。番組では約十ヶ月間、宮内に密着し、無骨なまでの木へのこだわりと、「すべては住まい手の為に」という揺るぎない職人魂を見せる男の姿を追った。

プロフィール

宮内寿和

宮内寿和


担当スタッフ

演出:石谷岳寛
構成:岩井十朗
ナレーター:窪田等
撮影:松永朋広・角山正樹・高橋秀典・三好保彦
音効:井田栄司
制作協力:SLOW HAND
プロデューサー:井口岳洋、上野大介、伊豆田知子

情熱語録

(「手間のかかることしか考えないのか」と問われ)
そうそう。
結局それが、家の長持ちに繋がるんやけどね
簡単にやったら簡単にやっただけ早くつぶれるしね


(何百年後の大工さんに見せたいですか?)
自分の建てた建てモンが
そこまで遺してもらえたら
こんなええことないわねぇ。
大工冥利に尽きることはないわねぇ…。

「なんとなぁ!」って言われたいし、言わせたいし。
名も無い大工が…。
それがまたかっこいいけどね、
名も無い大工が遺した仕事いうのが…


家っていうのは内側に反るように
梁をもってきてやるんですよ。
家を締めよるからね。
自然に押し合いへし合いして
締まって強くなるから。
(曲がったり反ったりしている方が良いってことですか?)
そう、そう、そう。
癖がある方が強い!

癖のある人間って強いですやんか。
木も一緒。
適材適所やねこれがホンマの。
活かしてやらんとね。


この世の中で一番面白い仕事って
大工ちゃうかなって思ってんねんけどね。

いっつも、そう思うんやけどな
こんな面白い仕事、
他にあんのかなって


1年近くかかっても
100年持ってくれるんやったら、
100年のうちの1年やから知れてるわね。

お金の話をしたら
決して儲かってへんけど、
自分の生きてきた証としては儲けやわね。
かなりの儲けやわね。
億万長者になったような儲けやね。

情熱の瞬間

┗23:05「手間の掛かる仕事しか、考えないんだよねえ」と問われ、頷く(173クリック)
┗23:25 ほぼ一年をかけた石破建て挟み張り工法の家がついに完成(290クリック)
┗23:27「自分の生きてきた証としては儲け」と棟上げ(430クリック)

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