2008年02月17日放送

平岡佳道

庭師

 宏歸(こうき)流京都庭常(にわつね)の三代目である佳道は、古き良き職人気質の庭師だ。気に入った場所には時間を惜しまず、材料選びや作庭に対する想いにはとことんこだわる。そんな彼のもとには、全国から作庭の依頼が集まる。
 庭師は1年の大半を剪定や手入れに追われるが、作庭の仕事は、樹木が成長を止める冬が本番。庭師は単に庭を造るだけでなく、塀や通路など家周りの全てを演出する空間プロデューサーでもある。
 佳道が三代目とはいえ、未だ正式な代替わりをした訳ではない庭常。二代目である父もまた現役で、未だに息子が造った庭を見ることさえしない。そして最近では、7人の住み込み職人達に混じって、佳道の18歳になる息子も現場に来るようになった。
 息子として、親方として、そして父として。いま、平岡はさまざまな想いを庭に託す。

担当スタッフ

演出:坂本康子
ナレーター:窪田等
撮影:福富実
音効:増子彰
制作協力:SLOWHAND
プロデューサー:中野伸二、井口岳洋、伊豆田知子

情熱語録

どうしても僕らの世界
数学的にはいかへんからね
僕らの場合は1+1が8になったり
9になったりすることがあるから
計算では造れないもの。


今はこんな世の中やさかいに
そこまで思わんでもこの空間の中で
緑があるというだけでも大分違うからね。

(今の時代 庭作りはやりにくい?)
そうやね。
それはあるね。


親父の真似してたら
親父がいなくなったら不安にもなるやろうし。
自分の感性で感じたもんで作品を作って
それでお客さんに評価してもろうて。

ええか悪いか…、
もし、やって駄目でも納得いくわね。
後悔するような生き方はしたくないからね。


自然はほんまに教えてくれへんしね、
こうやで!ああやで!ということは。

「見て、考えて、解け!」
みたいな感じあるさかいね。


(庭が完成して)
とりあえず産んだ状態、誕生やね。
子供でいうたら
「産みました。後は、施主と作事(この場合は庭師)で、
いわゆるお父さんとお母さんで育てていく」と。

お父さんが「ここおかしいぞ!見に来てくれへんか」
それをお母さんの役目(自分)で「する!」と。

「ちょっと木が伸びてきたぞ、花が終わったぞ!」と、
「はい、こうしましょ、ああしましょ。刈ります。切ります。」

だから完成はないんです。
完成はずっと先なんです。

情熱の瞬間

┗23:33 鰻屋の店先に小さな"庭"が完成(168クリック)
┗23:40 茶室前の庭がオモロナイので「もっぺんやり直し」(76クリック)
┗23:47 庭を「産みました」あとは「育てていく」「完成はない」(261クリック)

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