2006年10月29日放送

越智俊二

若年認知症患者

若年認知症患者・越智俊二(おちしゅんじ)、59歳。
自身が認知症でありながら、その実態を知ってもらい偏見をなくそうと全国を飛び回って講演活動をしている人だ。認知症の患者本人が声を上げるのは極めて珍しく、全国から依頼が舞い込む。
「若年認知症」とは、65歳未満で発病する認知症のこと。老人性の認知症と違い40代、50代の働き盛りで発病するため、サラリーマンの場合休職や退職を余儀なくされ、本人や家族の経済的、精神的ダメージは極めて大きい。越智の場合、発病は47歳。物忘れがひどくなり止む無く退職した。
彼の症状はゆっくりだが確実に進行している。残された時間が少ないからこそ越智は、自ら実名を公表し講演活動をするようになった。最近は漢字を忘れ、ひらがなでないと原稿を読めなくなった越智だが、その姿勢はあくまで前向きだ。「忘れてもいいから今出来ることをやればいい。」
家族の名前さえも忘れていく中で懸命に「今」を生きる越智の姿を通し、夫婦の関係のあり方や生きることの意味を問いかける。

担当スタッフ

演出:岡山美彦
ナレーター:窪田等
撮影:富田宗孝
音効:宮川亮
プロデューサー:中野伸二、里見繁

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