「映像'05」は1980年4月に「映像80」のタイトルでスタートした関西初のローカル・ドキュメンタリー番組です。
月1回、それも深夜の放送という地味な番組ながら、ドキュメンタリーファンの根強い支持を得て今年で25年目を迎えました。
この間、番組は国内外のコンクールで高い評価を受け、芸術祭賞を始め、日本民間放送連盟賞、日本ジャーナリスト会議賞、更にはテレビ界のアカデミー賞といわれる国際エミー賞の最優秀賞を受賞するなど、輝かしい成果を上げてきました。
またこうした四半世紀にわたる営為と実績に対して、一昨年、放送批評懇談会より名誉ある「ギャラクシー特別賞」が贈られました。
これからも「地域に密着したドキュメンタリー」という原点にたえず立ちかえりながら、より高い水準の作品をめざして様々なメッセージを発信し続けてまいります。
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独り語り 〜91歳の戦争出前噺〜

┗12月11日 24時30分から
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本多立太郎さんは今年91歳。和歌山県・みなべ町の山奥で悠々自適の独り暮らしだ。
本多さんは19年前から「戦争出前噺」と称して、全国各地の公共団体や学校などで自分の戦争体験を語り始めた。その話の中には、上官の命令で捕虜を殺してしまったという辛く苦しい体験も含まれている。出前した回数は既に1000回を超え、今も老体に鞭打って戦争の悲惨さと平和の尊さを訴え続けている。
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路上で見た夢 〜ホームレス自立支援施設の日々〜

┗11月27日 24時30分から
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大阪で暮らすホームレスはおよそ7000人、全国一の不名誉な数字だ。天神橋筋商店街の近くにある社会福祉法人「おおよど」はホームレスの自立を支援する施設である。常時70人ほどのホームレスが共同生活をし、半年かけて就労訓練などを行い、社会復帰と経済的自立を目指す。
めでたく施設を卒業して再就職できた人、入所早々に逃げ出した人、路上生活からの脱出を夢見る様々な人間模様を描きつつ、ホームレス支援の新しい可能性を探る。
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祖国よ 〜中国残留孤児の戦後〜

┗10月16日 24時30分から
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一戸清彦さん(59)は中国残留日本人孤児だ。終戦直後、満州で生まれた一戸さんは
中国人の養父母に育てられたが1985年、日本人の両親が見つかり帰国した。しかし、
言葉の問題などで仕事がなく、生活保護で暮らす苦しい毎日だ。今年7月、孤児達の救済を求めた裁判の初の判決も敗訴となった。そんな中、一戸さんは養父母の墓参りのため、20年ぶりに生まれ故郷の中国吉林市をおとずれる。6月に放送した「置き去りの60年」の続編。
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イラクに行って参ります〜‘05年・反戦運動と自衛隊〜

┗8月21日 24時30分から
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自衛隊のイラク派遣から1年半。第三師団を中心とする関西の部隊も、イラクへの派遣を目前に控えている。そんな中、自衛隊のイラク派遣中止を訴え、各駐屯地に申し入れ活動をしているのが、元自衛官の三尾雅信さん(35)だ。国の命令で事実上の戦地に派遣される自衛隊員やその家族は、疑問や不安を感じていても組織の中では声を上げられない。
外から呼びかけることで、声を上げやすい環境を作りたいと運動に立ち上がった。5月
7日、いよいよ自衛隊がイラクに出発する日に、三尾さん達のデモ行進が駐屯地を囲んだ。
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攻める株主〜巨大組織に挑む男たち〜

┗7月31日 24時30分から
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ライブドアのニッポン放送買収騒動によって株主と経営者の攻防にこれまでになく関心が
高まっている。大阪府泉南市で剣道場を経営する柚岡一禎さんは企業の違法行為を監視する市民グループ「株主オンブズマン」に参加し、「物言う株主」として活動している。また、今や時の人となった投資グループ「村上ファンド」の村上代表にも密着し、「攻め」に転じた日本の株主の「今」を浮き彫りにする。
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〜JR脱線事故を語る〜

┗7月17日 24時30分から
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2005年4月25日。この日の朝に起こったJR福知山線の脱線事故は、死者107人、けが人500人以上を出す大惨事となった。たまたまこの電車に乗り合わせた人の身の上に何が起こったのか?そして、事故はその人にとってどういう出来事であったのか?事故から3ヶ月目、被害の特にひどかった1両目、2両目の被害者へのインタビューを通して、一人ひとりにとっての事故の意味と真実を伝える。
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置き去りの60年〜中国残留孤児集団訴訟〜

┗6月12日 24時30分から
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敗戦直後、中国大陸には多くの日本人の子供達が残された。「中国残留日本人孤児」と呼ばれる彼らの帰国がようやく本格化したのは40年後の1980年代になってからである。しかも帰国しても国の支援はほとんどなく、今も孤児達の70%が生活保護に頼るという劣悪な環境に置かれている。「国が速やかな帰還事業と生活支援を行わなかった責任は重い」として、現在12の地裁で2000人近い孤児達が謝罪と賠償を求めて闘っている。孤児達の「今」の姿を通し、戦後60年を考える。
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このまま、そのまま、あるがまま〜ダウン症・家族の6年〜

┗5月15日 24時30分から
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谷口仁美ちゃん(6歳)は染色体異常が原因で起きるダウン症。知的障害を伴い、筋肉の発達も遅れ、平均寿命も短いと言われている。当初、ショックを隠せなかった両親だが、しだいに仁美ちゃんを「あるがままにゆっくり育てる」ことの意味を見出す。やがて2人目の妊娠、医師は障害の有無を調べる羊水検査をすすめたが、母親の緑さんは「どんな子でもそのまま受け入れたいと」検査を断る。生まれてきた子供に障害はなかった。
そして3人目は・・・、重度の障害児だった。
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牧場と子どもたち

┗4月17日 24時30分から
静岡県袋井市に「デンマーク牧場・子どもの家」という民間の施設がある。暴力事件を起こした子、心の病で人と口をきけない子、性同一性障害で悩んでいる子、みんな社会の中で生きづらい子どもたちばかりだ。先生は5人、子どもたちは10人から15人。ここでは何かをする義務は一切なく、ただ牛や馬や羊と暮らすだけだ。そして元気が戻ったら再び社会へ帰っていく。牧場の四季と子どもたちの日々を追った一年間の映像記録。
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働き者、シュミットさん〜ドイツ人ベンチャー奮闘記〜

┗3月20日 24時30分から
クラウス・シュミット(40)さんは、今日も、自転車に乗って東大阪で飛び込み営業を続けている。仕事は「金型」の修理溶接と1千万円以上する新しいレーザー溶接機の販売だ。しかし中小企業が密集するモノ作りの本場・東大阪で「仕事をする」のは容易なことではない。
異国の町でたった一人悪戦苦闘するドイツ人ベンチャーの姿を追った。
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いつか家族になれるよう〜認知症老人の家〜

┗3月6日 24時30分から
昨年10月、奈良に認知症(痴呆)老人のための新しいグループホームが建設された。
大きな施設で介護の仕事をしてきた若者たちが、「流れ作業ではない心のこもった介護をしたい」という思いを持って集まった。要介護度1の軽度の人から5の重度の人まで、現在12人のお年寄りを受け入れている。認知症の老人達がどんな人生を歩み、今どのような局面にたたされているのか。家族はどんな思いで見守っているのか。赤の他人が「第2の家族」になるには何が必要なのか。ひとつのグループホームの生活から、認知症患者の生きる道と、彼らの心に寄り添うことの意味を考える。
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イレッサ訴訟原告
近澤昭雄さん(61)
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夢の新薬の幻想〜抗がん剤イレッサ副作用被害〜

┗2月20日 24時30分から
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2002年7月、イレッサという肺ガン治療薬が世界で初めて日本で承認され、全国の病院でいっせいに使われ始めた。副作用がなく、画期的な治療効果がある「夢の新薬」というふれこみだったが、わずか2年半で588人もの患者が副作用で死亡、「これは薬害だ」として遺族が東京と大阪で国と製薬会社の責任を問う裁判を起こした。更に2004年 12月、製薬会社は「イレッサを投与しても延命効果は得られない」という衝撃的な試験結果を発表、アメリカではただちに回収を検討、EUでは承認申請そのものを製薬会社が取り下げてしまった。しかし、日本では未だに何の規制措置も取られていない。イレッサの副作用被害を検証する。
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小林信也(50)
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単身赴任〜父の五・七・五・七・七〜

┗1月16日 24時45分から
小林信也さん(50)は、大手保険会社で中間管理職として働くサラリーマンだ。
4年前、東京都内に念願のマイホームを買った直後に大阪に転勤になり、妻と2人の息子を残して、目下、単身赴任中である。小林さんは去年「関西短歌文学賞」を受賞した話題の歌人でもある。
【前年の貢献度など聞きてのち大阪転勤切り出されたり】
【部下のミスを怒ってみせる芸なども身につけにけり手遅れなれど】
会社や家庭の日常を独特の感性で歌い上げる現代サラリーマン歌人に密着する。
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