美空の婚約者だという竹之内が特進Aクラスに乗り込んできて、「美空は教師をやめる」と生徒達に告げる。
動揺する生徒達…。
そこに追い討ちをかけるように「美空の父親が倒れた」という知らせが飛び込んでくる…。

※今回のあらすじは、その話を担当した監督から直々に見所やチェックポイントを教えてもらったぞ!

第36回(9月16日月曜)
美空(黒谷友香)の母、春奈(高畑淳子)が、見合い相手の竹之内勲(山田かつろう)を連れて上京して来た。翌朝、春奈は榎本(山本圭)に挨拶をしに美空と共に聖陵学園に行った。
ちょうどその頃、竹之内が特進Aクラスに勝手に入り込んで、「(美空は)教師を辞めて、自分と結婚することになった」と宣言。
しかも子供たちは、美空が芦屋の社長令嬢だと聞いてビックリする。
実は美空と竹之内は音楽大学時代の同級生で、一緒にバンドを組んでいた仲だった。
そして竹之内は音楽をやめたんなら芦屋の実家に戻ってお父さんを安心させたれ、と美空に迫るのだった。

美空とお母さんのシーンは必見!
普段、子供たちや大城に接する態度とはエライ違いです。
ホントに“子供”になっちゃってるんですよね。
見合い相手として登場の竹之内。
強烈なキャラクターの持ち主なんですが、特進Aの子供たちの方が一枚上?かも…
ところで竹之内役の山田さんとイケガメ役の川原田さん、
どうやらお互いにライバル視しているように見受けられるんです。
もっとも、本人たちは否定してましたけどね。
尾上クンの“注目の”アドリブもあります。
でも、どれがアドリブかは判らないかも…

第37回(9月17日火曜)
坊主頭(隈本晃俊)が特進Aの教室に乗り込んできて、春奈に「美空の作った借金1000万円を払え」とすごむ騒ぎが起こる。
子供たちの反撃で坊主頭は退却するが、この騒動で美空が元売れないアイドル演歌歌手だったことをみんなが知ってしまう。
春奈は美空が子供たちに慕われている様子を目のあたりにして安心し、芦屋に帰ることにした。
翌朝、竹之内が大城(合田雅吏)に美空が自分との結婚を承知したとウソの報告をした時、美空の父・航太郎(津嘉山正種)が倒れたという電話が学園に入る。

瑞穂の思わぬ行動にビックリ!
最初から比べると克巳に告ったりと、ホントに瑞穂は成長して強くなりましたよね。
それを演じ切る優里亜チャンがやっぱり凄いんですよ。
篤朗の何気ないひとことが七海の心に深く深く突き刺さります。
そして七海はある行動を起こすのですが、同じ年頃の女の子にはよーく理解出来ることだと思いますよ。

第38回(9月18日水曜)
急いで実家に戻った美空と春奈。しかし、航太郎が倒れたというのは、竹之内と美空の妹の陶子(南山千恵美)が考えたウソだった。
しかし航太郎は「東京には2度と行かさん」と言い、美空を家から一歩も出さなくする。
美空が心配で、遙(大沢あかね)や克巳(内博貴)、瑞穂(芳賀優里亜)たちは勉強にも力が入らない。
そんななか、篤朗(尾上寛之)が好きな七海(田川惠理)は急激なダイエットを始めるが、心配した遙が無理矢理食べさせようとしたために倒れてしまう。
そんな子供たちの様子を見かねた大城は、美空の実家を訪れて航太郎と直談判するが、航太郎の強硬な態度になす術もない。

美空の実家は芦屋の豪邸。
広いリビングのセットには白いグランドピアノを置きました。
勿論、音大に行った美空は幼い頃からピアノを習っていたんですよ。
黒谷さんもピアノを習っていたんですが、残念ながら腕前を披露するシーンはありません。
美空が実家で食べる夕食は大きな大きなロブスター。
一方、遙が食べる中野家の夕食はエビチリ。
消えもの(業界用語で食べ物や飲み物のこと)担当者のこだわりです。

第39回(9月19日木曜)
子供たちは何度も美空の実家に電話をかけるが、そのたびに陶子が切ってしまう。
そんな繰り返しの中で一瞬、受話器を奪い取った大城は、子供たちに「言いたいことを言え」と話す。
受話器から聞こえる「先生帰ってきて!」という子供たちの切実な声に、航太郎は心打たれ、美空が学園に戻ることを許すのだった。
学園に帰ってきた美空を温かく迎える特進Aの子供たち。
そして七海は遂に篤朗に「あんたが好き!」と想いを伝える。
また克巳は篤朗から遙が自分のことを好きだと聞かされて、遙を意識し始めた。
美空は子供たちと離れ離れになって、改めて自分が彼らをどれだけ大事に思っていたかを知り、教師になることを決心する。

実家に軟禁状態だった美空に特進Aの子供たちから「先生帰ってきて!」と電話がかかってくるシーンでは、その言葉を聞く美空の目に大粒の涙がポロポロ。
実は子供たちのシーンを何日か前に収録し、その声を実際に流して収録したんです。
子供たちの収録の模様を控室のモニターで観ていた黒谷さん、その時は特に感慨はなかったそうなんです。
でもいざ自分の収録になると、次から次から涙が…。流石ですね。
芦屋川沿いでのロケ。
地元のバスを背景に撮すことにこだわりました。見つけてもらえるでしょうか?
黒板に遙と篤朗が絵を描くんですが、はっきり言ってヘタクソです。
でもこれは脚本に指定があっただけで、あかねちゃんと尾上クンがヘタな訳ではありません。
ふたりの名誉のために。

第40回(9月20日金曜)
教師になる決心をした美空に、大城は「音楽をあきらめるのか?」と問いかける。
美空は演歌歌手時代の辛い思い出を話し、特進Aの子供たちに「悔いのない中学時代を送れるように見守ってやりたい」と言う。
七海が告白したのに篤朗が何の返事もしなかったことを知った遙は憤慨し、篤朗に文句を言いに行くが、「(遙のことを)女として見てない」と話す克巳の言葉を聞いて大ショックを受ける。
意を決した遙は克巳を自分の部屋に呼んで、想いをハッキリ告白する。
そんな時、バンド仲間だった和美(宇都宮愛)が美空を訪ねて来た。

遙と克巳、七海と篤朗。
このふた組に大きな展開がありますよ。
先週、七海と篤朗には突発的な事件がありましたけど、さらに進んだ展開が。
そしていよいよ遙が…
来週はどーなんの?ってカンジです。
子供たちの恋模様はホントに切ないですよね。
特にみんなの表情を見ていると、胸がキュンってなりませんか?
やっぱりあかねチャン、優里亜チャン、惠理チャン、内クン、尾上クンのお芝居がいいってことですよね。