ドラマの創り方の第二回は、衣装合わせに潜入!
衣装担当の盛安敏子氏に出演者の衣装選びの苦労について伺った。

ドラマの出演者が着ている服装。これはもちろん出演者の私服ではない。
実際にはそれぞれのシーンで出演者の服装を決めているプロが存在する。
それが衣装さんである。

「出演者の顔写真を見て、プロフィールを参考にして、そして台本を読んで、役の衣装のイメージを組み立てる。その繰り返しですね。」
普段はスタイリストをされているという盛安さんの言葉だ。

今回は学園ドラマということで、制服は最も重要な衣装のひとつ。
制服一つをとってみても、さまざまな学校の制服と見比べて、それにアレンジを加えながら、一つ一つ手作りで衣装を作ったとのこと。中学生なんだから靴下はやっぱりルーズソックス?かと思いきや学園では基本的に紺のソックスを選択。
ここにも「台本を読んでエリート私立中学のイメージに合わせたかったので」
というこだわりが伺える。

さらに、何人もの個性的な中学生が登場する「ドレミソラ」では私服選びも大変。
なんと役者さん一人あたりに対し、衣装を50〜60着以上用意しているのだ。
しかもこれでも「ドレミソラ」で用意する衣装の数は、制服を着るシーンが多い分、他のドラマと比べて少ないのだそう…。うーん、恐るべし!!

さぞかし盛安さんも出演者の子供たちの衣装合わせで苦労することも多いのだろう。
「最近の男の子はみんな背が高くて細いでしょ?着丈とシルエットのバランス作りが
一番大変ですねー。女の子はみんな大人っぽい。中学生に見せるのが大変です(笑)」。
と言いながらも、違和感のない服装に仕立て上げている盛安さん、さすがです。

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