僕のワインの先生、阿部誠さんの新しいお店にうかがいました。
僕は2002年にソムリエ協会ワイン・エキスパートの資格を独学で取ったと、
自慢げに言っていますが、実は、その前に田崎真也ワイン・サロンで初級のクラスを
受講していました。その先生が阿部さんでした。
初級で全般的なことを習って、中級とか資格試験とかへ向かうひとが多いのですが、
僕はその後、ワインより料理だ!と思って、コルドン・ブルーの
お試し講座に行きました。でも、フランス料理の食材の多さに即、降伏。
イタリア調理師協会の講座に通って、何種類か得意料理を持つようになりました。

阿部さんは、その後、ソムリエ・コンクールで日本一になられ、独立して銀座に
ヴィオニスというシャンパン・バー&レストランを開かれています。
阿部さんの2軒目は本格的な厨房を持ったビストロです。

先ずは、セレクトされたシャンパン。
ジャック・ドゥ・フランス。
シャンパンの第一人者、阿部先生がお選びになるのですから、間違いはありません。

料理は前菜とメインを選びます。
今が旬のカツオに茄子のソース、季節の野菜
ワインはグラスでサンセール。
3000本近く所蔵されているセラーからボトルで選ぶのもいいですが、
少人数の場合は料理にあわせてグラスで楽しんでみては?
茄子とカツオの相性がこんなに良いとは・・・
メインは北海道産の仔羊のロースト・・・低温で柔らかく

ご覧のように、ビストロとうたっていますが、料理のグレードはレストランです。
ワインは羊にあわせてサン・ジュリアン。
果実が熟して舌の上でヒラヒラ・・・さすが!状態の良いものを出していらっしゃいます。

デザートもしっかり。

阿部さんはヴィオニスとビストロを日に5、6回は往復、皆さんにサービスされています。
2つの店、歩いて5分弱だそうですから。
懐かしいお話しとともに、デザート・ワインをご馳走になりました。

シャンパン・バーは満席のことが多いのですが、こちらは2.5倍の面積。
カウンターもありますので、お一人様でも大丈夫です。
ワイン・スクールの楽しみは授業の後の飲み歩きです。
よく皆で飲みましたね。
かつての阿部クラスの皆さん!久しぶりに同窓会をしませんか?

料理研究家の伊野由布子さんのお宅に「お呼ばれ」しました。
半農半芸の!大桃美代子さん、手土産は勿論、お手植えの魚沼産コシヒカリ。

クリエイティブコーディネーターの裏地桂子さんからは、和ものデザインのご本を
いただきました。

僕は久しぶりのジャック・セロスを。
(結局、「おもたせ」をいただきましょうということになるのですが)

暑い一日の夕刻には「冷たいトマトのスープ」

お友達の中里花子さんの器で。

伊野さんが有名料理人さんから聞き出して?再現された一品。
コリアンダーが効いて、完成度の高い料理です。
オリジナルより美味しいのでは?

ワサビと茗荷のバランスが良いですね。サクサクという音が涼味を増します。
「オクラのすり流しの茶碗蒸し」
オクラとたまごの溶け込み具合が絶妙。暑い日に、元気も出ます。

野菜スティックに・・・何でしょう。
作り方は今度、伊野さんが出演予定の番組でご紹介されるはず。

「ドレッシング風味の鶏照り焼き」
ヘルシー!

「トウモロコシご飯」

ワインはデュジャックをいただいた後、締めはオーパス・ワン‘95。
この頃のオーパス・ワンは美味しいですねえ。
95年は伊野さんのご子息の誕生年ということで、箱買いされているみたいですよ。

「冷たいシャーベットのシャンパン割り」
シュワシュワっと。

「マロン・ペーストとケーキのデザート」
マロン・ペーストは天津甘栗を利用するのだそうです。
これもテキストでご紹介されるのかな?

キャラメル味のクッキーも手作りです。
これらの料理を6人分、お話を盛り上げ、ワインを注ぎながら、手際よく、
次々に出されます。
これがプロの技なんですね。
「身近な素材で一味違う料理に」という伊野さんならではの「おもてなし」、素敵です。

最新のイタリア・ワインとイタリアらしい料理の数々、といえば・・・
「ヴィーノ・デッラ・パーチェ」です。
内藤和雄さんとは深夜、別のワイン・バーでお会いしているので、久しぶりという感じは
しないのですが、お店はご無沙汰でした。
ますます、好評で予約がとりにくくなっています。
ちょっと、うかがいたいことがあってお邪魔しました。
(疑問は一言で解決!さすが、イタリアンワインの第一人者です)
この店はワインをメインに前菜、パスタ、メインというデギュスタシオンコースが
ありますので、トータル、とてもリーズナブルなお値段で大満足になります。
泡はいつもの、フランチャコルタ。
日本ソムリエ協会の試験で過去2回、フランチャコルタの熟成期間は?
という問題が出ています。
出題者、この問題がよほどお好きとみえます。(笑)

先ずはイワシ料理。ローリエの香り。
そこで、内藤さんが選ばれたのが「MONTEPULCIANO D’ABRUZZO」

トマト・ソースですから、赤ですが・・・納得のマリアージュ。

魚介にバジルのパスタ

これには自然派の造り手によるBARBERA D’ALBA。
若干の酸のニュアンスから北のワインだとは想像できますが、BARBERA,
久しぶりです。
GIOVANNNI CANONICA,自然派の手造り感溢れるワイン。
このワイナリー、アグリツーリスモもやっているんですね。
行ってみたーい!
この繊細な香りは何と表現すればいいのでしょう。

メインは岩手産の牛。
日本未輸入の「BRAMASOLE」、アンティノリが作ったSYRAH。
さすが、アンティノリ家。膨らむところは膨らみ、引き締まるべきところは・・・
イタリア貴族らしい豊潤と洗練。
イタリア・ワイン、元気で、ツンツン刺激的な・・・というイメージでいると大間違い!
ますます多様になっています。

各テーブル、違った料理にグラスで自在な組み合わせのワイン。
内藤さんならでは、というところでしょう。
料理は更に純度が増して、引き締まったようです。
この店、ともすると内藤さんのワイン・サービスが目立ってしまいますが、
料理もトップ・クラス。
「開店前に店に入って、ああ、イタリアと同じ臭いがするというのが理想」
と、おっしゃる内藤さん。
今の状態、「いい感じ」ではないですか?

「ヴィーノ・デッラ・パーチェ」
港区西麻布4−2−6
03−3797−4448
日本料理「食幹」で開かれた14代さんの会でお会いした鳴神さんの
レストラン「NARUKAMI」にうかがいました。
銀座の裏通り、ビル地下。階段を降りると、そこには地上とはまったく別の空間が
広がります。

アミューズとともに鳴神さん自らがシャンパーニュ、ドン・リュイナールを。
お勘定に入っていませんでした。ありがとうございます!

そしてメニューの説明。
「あれ?鳴神さん、シェフですよね」
「はい、もちろん。こんな小さな店ですから、料理を作って、サービスしてまた厨房に」
シェフ鳴神正量さんはフランスの三ツ星「メゾン・ド・トロワグロ」で
魚部門の料理長シェフ・ド・ポワソンをつとめられた方。
3年前、銀座にご自分の店を開かれ、小規模で、料理もサービスも行き届いた
店作りをしていらっしゃいます。
イケメンぶりはHPでご覧くださいね。

「明石の穴子 燻製シート ハサミ蒸し
ういきょうとレモンのコンフィに青ゆず」
穴子、手の込んだ仕上げ・・・一皿の中に見事なハーモニー

「キクイモとビーツの冷たいスープ」
「ちょっと作ってみました。お試しください」と鳴神さん。
ビーツの赤で大胆な配色、味はもちろん、温度といい、舌触りといい、
素晴らしいです。

「家島のハモ 松茸を巻いてロースト
ハモのコライユでつないだハモのジュ」
瀬戸内海の鱧、その珊瑚色したミソで繋いでジュを。

ワインはピュリニー・モンラッシェをいただきました。
樽も程好く、ルフレーブに通じる気品ある香りです。

「大兵 コリアンダーとシェリービネガー風味
グレープフルーツとともに」
サクサク・・・夏にうれしい一皿です。

「富山アワビ シャンパン蒸し 肝ソース」
アワビの仕上げといい、肝のソースといい、絶品。

「蝦夷豚のローストとカネロニ仕立て 二種の調理 二種のソース」
二色のソース、まるで現代絵画のようでしょ?

「桃とサクランボのコンポート そのジュと生姜のブランマンジュ
梅干のシャーベット」
おいひー!
14代さんの日本酒の会では向かい合わせでいながら、ほとんどお話しませんでした。
鳴神さんはシェフというより、ファッション関係の方かな?と思っていました。
お名刺をいただいていたのですが、「はい、はい。そのうち伺います」などと
調子の良いことを言って・・・(汗)
ミシュランでちゃんと一つ星を取っていらっしゃるのですね!
小さな店で、活きの良いフレンチと心からのサービス、こんな店の常連になれたら、
素敵です。

看板が無く、電話番号非公開で有名なタワシタに友人からお招きいただきました。
放送作家の小山薫堂さんが立ち上げに関わっていらっしゃったとか。
業界人が多く、タバコの煙がもうもう・・・などの噂で、ご縁の無かった店。
東京タワーの下なのでタワシタ。
住所は分かるけど、建物に住居表示が無い、電話番号も分からない、
探すのにとても苦労しました。

見つけると、なーんだ、よく収録で行くスタジオの坂道を降りたマンション2階。
この角度で東京タワーが見えるところです。

磯部焼き風。
料理は素材重視で、手際よく仕上げた感じ、美味しいです。
シェフはキハチなどにいらっしゃった方だとか。

サービスもさりげなくプロフェッショナル。
値段も高からず安からず。
仕事終わりに気軽に寄って、美味しいワインとともに寛ぎのひと時・・・という店です。
(予約が取れればの話ですが)

ワインもほとんどのお客さんがよくご存知です。
周りのテーブルから元気な声が聞こえてきますので、調子の良い会社の人でないと、
ムカッとくるかもしれませんが。(笑)
苦手なタバコの煙は仕切りだけの個室で、気になりませんでした。
全てに過剰でないところに、小山さんは、力を注いで、力を抜かれたのでしょうね。

「タワシタ」
港区東麻布1−9−3
音楽プロデューサーNさんからのお誘いでヤドランカさんのライブに出かけました。
Nさんも企画メンバーをしていらっしゃる六本木のSTB139。

このスイート・ベイジル、バラエティに富んだ企画で、連日、盛況です。
僕も女性アンサンブル、アルテミスの皆さんの演奏で朗読をしたり、
ハワイアンバンドの演奏にゲストで呼ばれて歌ったり・・・

ヤドランカさんは旧ユーゴスラビアのサラエヴォ生まれ。
1984年のサラエヴォ・オリンピックでメインテーマを作詞作曲して歌い、
一躍、国民的歌手となりました。
しかし、サラエヴォは内戦の舞台となり、その惨状ばかりが伝えられることに。
ヤドランカさんは日本に住み20年。
日本を拠点に世界へむけ演奏活動をしていらっしゃいます。

スイート・ベイジルは演奏開始が午後8時。
6時くらいから三々五々入場して、食事をいただきます。
海老の揚げ春巻きは定番。

この日はヤドランカさんが選ばれたクロアチア・ワイン。
プラヴァッツ 2004。
穏やかな飲み口、ワインが果実でできているということを思い出させてくれます。
続いて、しっかり熟したポストアップ 2004
「これ、美味しいです。品種は?」
「クロアチア原産のチェリナックという葡萄です」
うーん、初めての味わい。イケます。
と思って家に帰っていただいた資料を見ると、カリフォルニアのジンファンデルと同じ
品種でした!

ヤドランカさんのライブは初めてです。
穏やかな語りと歌。
波静かなアドリア海に映る月の揺らめきのような心地良さ。
こんな音楽世界を身近に聴くことができるとは、幸せです。
サポートは鬼怒無月さんのギターと喜多直毅さんのヴァイオリン。
ヨーロッパ各地も一緒に回られた、気心の知れたお仲間とか。
特に喜多さんのヴァイオリンはスゴイです。
激しく掻き鳴らしたかと思えば、哀しくすすり泣く・・・
きっとピアソラなんかも演奏されるんでしょうね。
一度、喜多さんをフィーチャーしたライブも聴いてみたいものです。

先日、発売されたCD「音色 おといろ」
一語選ぶとすれば・・・「静謐」でしょうか。
数々収められたララバイ(子守唄)は懐かしく哀しく温かく・・・
心の中にある何かを引き出してくれます。
小田和正さんの「言葉にできない」もヤドランカさんの世界ではララバイ。
この切なさは何でしょう。
若い頃なら・・・恋なんですが・・・
モデルのKEIKOさんからバースデーパーティへのお誘いがありました。
会場は東京ミッドタウンの「オークウッド」、滞在者専用ラウンジ。

「ヌードジュエリー」や「女体書道」「男体書道」のショーもある・・・とか。
KEIKOさんは僕の飲み友達、かつてはロサンゼルスでも活動していらっしゃった
スーパーモデルで、今はモデルをしながら大学の不動産学部に通っています。
大学では教授からも「姐さん」と呼ばれる学生。(笑)
ハッピーバースデーのローソク、何本?

「ヌードジュエリー」、何だろうと思いましたら、99.99%の純金箔や純プラチナを素肌に
デザインするオーダーメード・ジュエリー。
KEIKOさん、プラチナの輝き

こちらはお友達

こすらない限り、3日くらいはもつそうですよ。
でも、パーティや結婚式の当日限りというのが、また贅というものでしょう。
ヌードジュエリー、これから「来る」そうです。

それにしても外国人比率が高く、日本人も英語を喋り・・・居心地が・・・
と思っていましたら、懐かしい顔。
「局のメーク室でよくお会いしましたUです」
入社4年で結婚退社、アメリカに渡り、勉強して、今は、有名な外資の投資信託会社で
証券アナリスト。
アナウンサーからアナリスト・・・鮮やかな転身!
「私、こちらの方が向いていたみたいです」とUさん。
とても輝いて見えました。
アナウンサーよりずっと高給のようですが、たまにはテレビにも出ていただきたいものです。

そこに、怪しい踊りが。
「女体書道」・・・ボディペインティングのように体に墨を塗って書くのかな?
「男体書道」・・・まさか・・・アレを筆に?

違いました!
書道家として圭春という名を持つYURIEさんが舞踏家の万智さんと康斗さんと踊り、
極最小限の着衣をまとったお二人の身体に書を振る舞うもの。
ジャポニズム・パフォーマンスです。
KEIKOさんに捧げる文字は、万智さんの背に「魅」

康斗さんは「縁」

パーティやイベントへの出張出演もやっていらっしゃいます。
それぞれのHPをご覧ください。
六本木の夜、妖しく、楽しい!!
六本木1丁目駅上の泉ガーデンにイタリアンベースのレストラン「ラ・ヴェロニカ」が
オープンしました。
プロデューサーは予約がなかなか取れない「カメレオン」の荻原雅彦シェフ。
普段の現場は三橋シェフが仕切っていらっしゃいます。

ウェイティング・バーに個室、ラウンジとフル仕様。
天井が高い店内は解放感があります。

この日はあまりお腹が空いていませんでしたので、超小さめポーションにして
いただきました。

前菜盛り合わせ。
スプマンテで暮れ泥む都心の空を見上げながら。

パスタのチョイスですが、どちらも捨てがたいので一皿に2種類を。
右は茄子をクレープのようなパスタ包みにしたもの。
おいしいです。

ワインはイタリアをベースにバランス良く。
この場所で、これでやっていけるの?と心配になるくらいリーズナブルなお値段。
ブルゴーニュの中に飲んでみたいワインを発見。
「新樽200%」のドミニク・ローラン、ジュブレ・シャンベルタン。
1本1万円です。
原価率、何パーセント?

ドミニク・ローラン、ポテンシャルも200%ですねえ。
メインはゴチャゴチャ文句を言わせない炭火焼き。
佐賀牛の最高級、5級肉を便長炭で。
レモンを絞って・・・これは美味しいに決まっているでしょう!
普通ポーションにすればよかった。(涙)

二階は広いラウンジ。
黄昏時はオフィス街、ビジネス・ミーティングの流れのようなグループ。
午前3時まで開いていますから、深夜の語らいにも。

こなれた空間あしらいに美味しい料理とワインのコーディネート。
「ちょい不良」オヤジのホーム・グランドにうってつけです。

