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西 靖アナウンサーのブログ

撮ってみたんですが見ていただいていいですか

更新:2002年9月6日
 多くの釣り人は、釣れない理由をいろいろと言い立てるものです。ある人は天気のせいにし、ある人は魚がいなかったのだと言い、そして私を含めた多くの人が、道具のせいにするのです。本当は自分の腕の未熟ゆえであることに、心のどこかで気づいているにもかかわらず・・・。
 春に始めたフライフィッシングですが、その後自分でも驚くほどのハマり方。休みの日はほとんど、ある時は友達と、ある時は一人で、清々しい渓谷に身を置きます。最初のロッド(竿)とリールを買ったのは今年の初め。高級品というわけではありませんが、フライショップでちゃんと選んでもらったモノですから、性能的にも申し分なく、その1本だけでも十分楽しめます。初めてイワナを釣ったときの相棒もこのロッド&リールでした。しかし、しかしです。フライショップのガラスケースのなかに鎮座する高級ロッド。不幸にも魚の顔を拝めなかった次の日にそれを見てしまうと、ふと思ってしまう。「これで釣ったらもっと・・・」そうなると、それまで何の不満もなかった自分のロッドが急に物足りなく思えてくる。持つだけ、持つだけだから、と手にすると「ああ、この柔らかいフィーリング・・・」「これならもっと繊細なタッチで投げられる・・・」次から次に浮かんでくる妄想。もうダメ。買う。
 
気に入りのロッドを曲げてくれたアマゴ。感動もひとしお。
 というわけで、買いました。House of Hardyのロッド「Perfection 6ft6inch#3」、同じくHouse of Hardyのリール「FeatherWeight」。House of Hardyというメーカーは英国王室御用達のフィッシングブランドです。ハーディー商会、というとなにやら野暮ったいが、House of Hardyというとイギリスの香りが匂い立つようです。かつては竹竿(バンブーロッドと言います)で名を馳せた老舗で、今でも作っているそのバンブーロッドのほかにカーボングラファイトやグラスロッド、リールなども作っています。今回買ったPerfectionはグラスロッド。グラスの竿は、現在主流のカーボングラファイトロッドに比べると全体にまったりと柔らかく、少しドテッとしたイメージがあります。竿を振るとカーボングラファイトだとビュン、グラスだとビローンって感じです。分かります?ところが恐るべきはこのPerfection、グラスロッドにありがちな鈍重さがない。ビローン、ではなくフワーン、なのです。さすがイギリスの老舗、やりやがる。さらには、使っている金具の刻印やロッドの根元にある手書きの文字から薫る、英国の伝統の深さ。誰が見ているわけでもない山深い渓谷で使うものにそんな雰囲気が必要なのか、という問いは、モノが入ればいいはずのカバンに女性は何故あんな大枚をはたくのだというのに似たもので、必要な人にとっては何が何でも必要なんです。
 そんなわけで今週も来週も、私は英国王室御用達をトランクに乗せて、人里離れた渓谷に車を走らせるのです。




プロフィール

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名  前:西 靖
誕生日:7月8日
星  座:かに座
血液型:O型
入社年:1994年

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