というわけで、買いました。House of Hardyのロッド「Perfection 6ft6inch#3」、同じくHouse of Hardyのリール「FeatherWeight」。House of Hardyというメーカーは英国王室御用達のフィッシングブランドです。ハーディー商会、というとなにやら野暮ったいが、House of Hardyというとイギリスの香りが匂い立つようです。かつては竹竿(バンブーロッドと言います)で名を馳せた老舗で、今でも作っているそのバンブーロッドのほかにカーボングラファイトやグラスロッド、リールなども作っています。今回買ったPerfectionはグラスロッド。グラスの竿は、現在主流のカーボングラファイトロッドに比べると全体にまったりと柔らかく、少しドテッとしたイメージがあります。竿を振るとカーボングラファイトだとビュン、グラスだとビローンって感じです。分かります?ところが恐るべきはこのPerfection、グラスロッドにありがちな鈍重さがない。ビローン、ではなくフワーン、なのです。さすがイギリスの老舗、やりやがる。さらには、使っている金具の刻印やロッドの根元にある手書きの文字から薫る、英国の伝統の深さ。誰が見ているわけでもない山深い渓谷で使うものにそんな雰囲気が必要なのか、という問いは、モノが入ればいいはずのカバンに女性は何故あんな大枚をはたくのだというのに似たもので、必要な人にとっては何が何でも必要なんです。 そんなわけで今週も来週も、私は英国王室御用達をトランクに乗せて、人里離れた渓谷に車を走らせるのです。