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加藤 康裕アナウンサーのブログ

あすなろ

『小松左京作品を朗読』  =あすなろ 第543号=

更新:2016年7月28日
日本を代表するSF作家・小松左京さんの
数作品をMBSのアナウンサーが朗読し、
Audible(オーディブル)というスマート
フォン用アプリで配信することになりました。

私もこの中で『霧が晴れた時』を朗読して
いますが、この作品を初めて読んだ時、
「小松さんはこんな怖い作品を書いて
いたんだ」と新鮮な驚きがありました。

登場人物は、どこにでもいそうな夫婦と
子供2人の4人家族。仲良く登山をしている
最中に深い霧につつまれ、その霧が晴れた時、
どこかまったく違う世界に迷い込んでしまう
というストーリー。

幸せに暮らしている平凡な家族が、
突然何もかも失ってしまうという恐怖。
この作品は、私たちが“当たり前”と
信じている豊かさや安全が、
実は不安定なバランスの中、
保たれているもので、
いつ失われても不思議ではないのだと
教えてくれているような気もします。

『霧が晴れた時』が出版されたのは
バブル景気の記憶も新しい1993年。

「安全神話」が崩壊し、人口が減少していく
今の日本では、この作品の怖さが
リアリティーをもって受けとめられる
のではないかと思います。

ようやく時代が追いついた名作。
皆さんも、朗読配信という新しいスタイルで
味わっていただければ幸いです。


詳しくは、
http://www.mbs.jp/audible/をご覧ください。

『9月1日』    =あすなろ第542号=

更新:2014年9月1日
今の時代、誕生日を知らない人は、まずいない。

役所などで生年月日を書かされることは多いし、
子どもの頃、「お前が生まれた時はね〜」と家族や
親せきから何度も聞かされた人も少なくないだろう。
そんな人は誕生日どころか、
記憶にないはずの産まれた時の様子まで、
まるで見ていたかのように知っていたりする。

かくいう私もそう。

誕生日の2月4日、北海道小樽市は大雪で
ベッドから見える窓の外は、2階近くまで
雪が積もっていた、そうだ。

これは母から何度も聞かされた話。

そんな「思い出」と一緒に、私は「誕生日」を記憶した。



ところで、自分の誕生日は知っていても、
所属する学校や会社の創立記念日を
知っている人は、どのくらいいるのだろうか?

「その日は学校が休みだから知っている」
という学生はいるかもしれないが、
その学校が、会社が、どのような経緯で産まれたのか
知っている人は、それほど多くないかもしれない。


さて、きょうは毎日放送の誕生日=開局記念日である。


1951年9月1日。
日本で初めての民間放送が大阪に産まれた。

終戦から6年。
日本がまだGHQの占領下だった時代に
戦後日本を象徴する「新日本放送」という
社名でラジオ放送を始めたのだった。
毎日放送の前身である。

だから9月1日は
毎日放送の誕生日であると同時に
日本の民放の誕生日でもあるのだ。


私が産まれる16年前の話。
だから当然、私は当時のことを知らない。

でも諸先輩から、折に触れ聞かされ、
「新日本」という社名に込めた
当時の人々の思いを知り、自分がしている仕事が
その延長線上にあることに誇りと責任を感じてきた。


9月1日は、忘れてはいけない日。

なぜ民放が産まれることになったのか、
その歴史も含めて後輩にきちんと語り継いで
いかなければならない。

『さようなら』    =あすなろ第541号=

更新:2013年12月27日
実に9か月ぶりの更新です。
そして今年最後の原稿となります。

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別れは本当に突然やってきました。
本当はもっと長く付き合っていたかったのに。。。


とても残念ですが、
私自身の意思とは関係のない、
ものすごく大きな力によって、
「彼」とのこれまでの関係は
引き裂かれてしまいました。


こんな具合に。。。。。

     ↓


12月初旬。
数年間苦楽をともにしてきた携帯電話が
会社のシュレッダーの挿入口に落ち込み、
すぐに運転を停止したものの
なんと!しっかり粉砕されてしまったのでした。

直後は、紙以外のものも粉砕する
シュレッダーの凄さに脱帽するばかりで、
携帯がなくなったことのショックは
意外とありませんでしたが、
その後、携帯のデータが
すべて取り出せないことがわかり、
しばらく不便な状態が続いています。


ということで、
年末にガラケーからスマホに
シフトすることになった私ですが、
2014年、スマホの私は
果たして生活スタイルが変化するのか?

来年の自分の変化が
少し気になる年末です。

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今年もMBSアナウンサーを応援してくださった
皆様、ありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

『ぼくがとぶ』    =あすなろ第540号=

更新:2013年3月25日
子供は成長するに従って親に対する隠し事が増えていく。
実際、自分もそうだったし、わが子を見ていてもそうだ。

幼い頃と違い中学生くらいになると隠し方が巧妙になり、
あとになって親は「えっ、そんなことしてたんか」と
驚かされることになる。

そんな時、親は試される。

隠し事をしていたことについては責めず、冷静に事の良し
悪しを判断し、諌めるべきことがあれば諌められるか。

最悪なのは隠し事の中身ではなく、
隠していたことを責めること。

「裏切られた」という思いで、そんな反応になるのも
わからないではないが、隠し事は子供の成長に
必要不可欠なのだから、そのこと自体を責めてはいけない。

隠し事に気づいた時、これは子供が成長したのだと
素直に喜んであげられるようになれれば
親としての自分も成長したということなのだろう。

こんなことを考えるきっかけを与えてくれたのが
きょう紹介する絵本。



『ぼくがとぶ』(作:佐々木マキ/絵本館)


親に内緒で飛行機をつくる少年。

幾度の失敗の後に空高く飛び立った彼は農作業する両親の上空へ。

驚く両親、しかしその表情はやがて驚きから、
旅立つ息子を見送る優しさへと変わっていく。


こんな両親になれれば、と思う。

読んだ後、親の立場で絵本をみていたことに気がついた。

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『ぼくがとぶ』(作:佐々木マキ/絵本館)
              価格:1300円(税別)
★春、旅立ちの季節にプレゼントしたくなる絵本です
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「春が来た」  =あすなろ第539号=

更新:2013年2月4日
季「節」を「分」けると書いて「節分」。
だからきょうから暦の上では春となる。

年に4回ある節分なのに
立春の前日だけが注目されるのは、
それだけ日本人が春を待ち望んでいる
ということなのかもしれません。

かくいう私は、今日が誕生日。
春の到来とともに
48歳としての一年間が新たに始まりました。


スタートと言えば
プロ野球もキャンプイン。
MBSのスポーツアナウンサーも
すでに沖縄へ取材に出かけて
「一足早い春」を届けてくれています。

昨年の2月1日にスタートした
フェイスブック「MBSタイガースライブ」

9人の中継担当アナウンサーが
自らの足で稼いだ情報をリポートしています。
オフシーズンは週に一回のペースでしたが、
今年も2月1日から毎日更新しています。

まずは近藤、森本両アナウンサーが現地入り。
ラジオ、テレビでは伝えきれない
とっておきの情報をお届けしていますので
タイガースファンの皆様、ぜひご覧ください!



プロフィール

加藤 康裕Photo
名前:加藤 康裕
生年月日:1965年2月4日
入社年:1988年
出身都道府県:愛知県
出身大学:早稲田大学第一文学部
趣味:Jリーグ観戦(ガンバ大阪が好きです)
何でもひとこと:数年前からお茶(表千家)を習い始めました。自分の至らなさに気付かされることが増えました。ニュース解説で役に立つかな?と考え、受験勉強の結果、数年前に「社会保険労務士」の有資格者になりました(役に立っているかは?ですが)。

担当番組


加藤 康裕アナが松川 浩子アナを30秒で紹介します!