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森本 栄浩アナウンサーのブログ

森本栄浩の青春甲子園

更新:2016年9月27日
センバツが懸かる秋の近畿大会をめざして、各府県の予選が中盤戦に入ってきました。
今週末には、近畿大会出場校が決まる地区もあります。

近畿大会には、滋賀と奈良が2校。その他が3校の計16校が出場します。
最も進行が早いのは兵庫で、4強が決まりました。

準決勝は神戸国際大付−神港学園、育英−報徳学園という強豪私学の顔合わせになり、このうち3校が近畿大会に進みます。
準々決勝では、報徳が今夏代表の市尼崎に終盤までリードを許す展開。

注目の1年生・小園選手の逆転打で夏の雪辱を果たしました。
強豪集中ゾーンに入った国際は、2年連続のセンバツを狙った明石商に延長で辛勝し、準々決勝へ。

準々では関西学院を破りました。
前評判が高かった東洋大姫路は、市尼崎に敗れ、報徳との対戦は実現しませんでした。

京都と滋賀はベスト8が決定。
今週末がヤマ場です。

京都は東山−福知山成美、洛星−龍谷大平安(この勝者が準決勝で対戦)。
乙訓−塔南、京都翔英−北嵯峨の対戦。
エースの故障で打線の奮起が期待される成美は、これまた打線好調の東山が相手で打ち合いか。
部員わずか10人で大健闘の進学校・洛星が平安に挑む興味深い一戦も。
洛星は、有力校の大谷を破っていて、侮れません。

また、後半のゾーンには公立が3校残っていて、夏の代表・翔英をどこが倒すか注目です。
滋賀は夏の代表・近江が比較的楽なゾーンに入っていて、準々決勝では伝統の瀬田工と対戦。
センバツ8強のバッテリーが残った滋賀学園は、比叡山との準々決勝で、優勝争いを左右する大一番になります。
比叡山は北大津をコールドで破っていて、投打のバランスも良く、滋賀学園にとっては難敵です。

また、名門の八幡商が、創部1年目の立命館守山と対戦する(勝者は滋賀学−比叡山の勝者と対戦)カードも面白い試合になりそうです。
滋賀は2校ですから、決勝に残らないと近畿には出られません。

奈良は27日に8強が決まります。
実力校が揃って片方のゾーンに集中し、早い段階からつぶし合いが見られました。

まず、天理が奈良大付に完敗。
準々決勝ではこの奈良大とセンバツ王者の智弁学園が激突します。
奈良大の打線が上向きで、智弁も失点は覚悟しないといけないでしょう。
同じゾーンには郡山もいて、橿原学院と、準決勝進出を争います。
逆ゾーンでは、甲子園経験のある高田商と橿原が準決勝進出を懸けて対戦します。

ホスト県の和歌山は、春夏連続出場の市和歌山が敗退。
8強は、新人戦ベスト4と一次予選を突破した4校によって争われます。
新人戦組は、向陽、和歌山東、智弁和歌山、和歌山商。

一次突破組は日高、田辺、高野山、箕島です。
対戦カードは決まっていませんが、智弁の1年生の有望選手や、新人戦優勝の向陽、近年力をつけている和歌山東などに注目します。

大阪はまだまだベスト32ですが、注目カードもあります。
2強の履正社と大阪桐蔭がいずれも次戦が難敵相手。
履正社は、大体大浪商と。
桐蔭は昨夏代表の大阪偕星学園と対戦します。
履正社のゾーンには関西創価や東海大仰星、昨秋1位の大商大堺が入っていて、厳しい戦いが続くでしょう。

2強は勝ち上がれば準決勝で当たります。
負けても3位で出場できますから、他府県の1位校にとっては脅威になりそうですね。

更新:2016年8月29日
夏の甲子園が終わって1週が経ちました。
まだまだ余韻が残っていますが、新チームはすでに、センバツに向けて走り出しています。

近畿でも、ブロック予選が行われる兵庫や京都は、敗者戦でも敗れると、センバツへの夢を絶たれてしまいます。
近畿大会は10月22日に、和歌山の紀三井寺球場で開幕します。
まずは、近畿の舞台に立てないと、センバツはありませんから、毎週末、大事な試合が続くことになります。


さて、今年の高校野球は、センバツが智弁学園(奈良)の優勝、高松商(香川)準優勝でした。
そして夏は、作新学院(栃木)が54年ぶりに優勝。
北海(南北海道)が準優勝ということで、春も夏も名門同士による優勝争いでした。

夏は、履正社(大阪)と横浜(神奈川)を筆頭に、秀岳館(熊本)や好投手を擁する関東勢、センバツ覇者の智弁学園などが優勝候補でした。

履正社の寺島くんは、高川学園(山口)戦に続いて、横浜戦も力投。優勝へ期待が膨らみましたが、3回戦で姿を消しました。
筆頭格の履正社と横浜が2回戦で当たり、途中の長い中断で流れが履正社に傾いて、エース・寺島くんが力投。
履正社に軍配が上がりました。
しかし履正社も3回戦で常総学院(茨城)に、序盤からリードを許す展開。
ベンチスタートの寺島くんを急きょ登板させましたが、流れを取り戻せず、押し切られました。
強豪相手続きだった履正社にとっては不運だったと思いますが、今大会は投手起用が明暗を分けた試合が多かったように感じました。


近江の147キロ右腕、京山くんはリリーフでマウンドに上がりますが、ウォームアップが足りず、流れを変えられませんでした。

常総に1回戦で敗れた近江(滋賀)は、147キロの速球を持つ京山くんという好投手がいて、常総の鈴木昭汰投手との投手戦が期待されました。
しかし、近江は控えの深田くんを先発させ、初回から劣勢に。
2回のピンチで京山くんをマウンドに送りますが、ウォームアップ不足で相手に傾いた流れを変えられず、最終的には大敗を喫しました。
チーム力から、京山くんが先発していても常総有利は揺るぎないですが、試合内容は違っていたと思います。

初出場の京都翔英は、初回の鮮やかな速攻で1点を先制しますが、続く無死2、3塁で追加点を奪えなかったのが響きます。
その裏に逆転を許し、6回には投手継投が裏目に出て、内容からは考えられない1−9で樟南(鹿児島)に敗れました。
浅井監督は、「予選ではきちっと投げていたので、自信を持って送り出したんですが」と残念そうでした。

この両校は、ある程度の力を持っていただけに、改めて、甲子園の怖さ、難しさを実感させられました。



大会は、強豪によるつぶし合いが続き、花咲徳栄(埼玉)、木更津総合(千葉)と、U18に選ばれた好投手を持つ関東の強豪を連破した作新が、優勝戦線で先頭に立ちました。
徳栄も、エースの高橋昂也くんをベンチスタートさせたことが裏目に出た結果ですが、チーム状態から見ても作新の方が上で、勝敗は変わらなかったと思います。

作新の最大のライバルは秀岳館で、常総に4−1で勝って、ベスト4に。
この試合はチーム力互角で、1試合多く戦っていた常総が、中盤以降、失策から崩れたことからみても、消耗度の差が勝敗を分けた気がします。

今大会最速の152キロをマークした作新の今井くんは堂々の優勝投手に!
準決勝は、作新が明徳義塾(高知)に10−2で快勝。
この試合は、早々と大差がついて、作新はエースの今井くんを休ませられたのが大きかったです。

そして、北海が秀岳館相手に会心の試合を見せます。
立ち上がりから秀岳館投手陣を攻めると、秀岳館は早目の継投に出ます。
これまでの試合ではことごとくはまっていたのですが、その代わり端を北海のエース・大西くんがとらえ先制。
5回までに4−0とリードします。秀岳館も終盤に猛追を見せますが、大西くんが踏ん張って4−3で逃げ切りました。

秀岳館はいい投手を4人も擁していましたが、軸になる投手が決まらず、この日のように後手後手に回ったときに本領が発揮できませんでした。


優勝を決め、今井くんのもとに集まる作新の選手たち。54年ぶりの歓喜の瞬間です。
決勝に残った作新と北海はエースがしっかりしていて、バックが盛り立てる同じようなチームカラー。
決勝は北海が先制しますが、微妙な判定が続き、作新が流れを手にします。
今井くんは、決勝の終盤でも150キロ近い速球を投げ込み、底知れぬスタミナで、堂々の優勝投手になりました。
大会前から今井くんの速球は評判に上がっていましたが、今チームは関東大会にも出ておらず、甲子園実績のある関東他校ほどチーム力は高くないのでは、という評価でした。
初戦で151キロを出した今井くんは、次戦でチェンジアップやスライダーもうまく使い、並みの投手でないことを証明。
チームも強豪を破ったことで自信をつけたようです。
小針監督は、「試合を重ねるごとに成長しました。3年生は普段からの取り組みが良く、非常に伸び率の高いチームでした」と選手たちの頑張りを称えていました。
このあたりは、わたしのyahooの記事をご参照ください。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/morimotoshigehiro/


さて、新チームの話題もあちこちから聞こえてきます。
まずは、清宮選手が最上級生になる早稲田実(東京)には、ぜひともセンバツに姿を見せてもらいたいものです。
また1年生に横川くん、根尾くんという左右の好投手がいる大阪桐蔭が、どんなチームになっているのかも楽しみです。
10月の近畿出場校が決まるのが待ち遠しいです。

更新:2016年8月3日
いよいよ夏の甲子園開幕!今年はどんなドラマが待っているんでしょうか?(写真は昨年の開会式)
夏の甲子園がいよいよ開幕します。
予選の前半は波乱も多く、龍谷大平安(京都)、大阪桐蔭、敦賀気比(福井)など、本大会に出場していれば上位進出も期待できた強豪が、波に乗る前に敗退しました。

また、センバツで名門復活を印象づけた高松商(香川)は、決勝で涙をのみました。
チーム状態が万全でなく、残念な結果になりました。
そんな中、横浜(神奈川)、履正社(大阪)が好投手を擁し、優勝候補として甲子園に登場。センバツ優勝の智弁学園(奈良)、同4強秀岳館(熊本)などはさらに逞しくなって甲子園に帰ってきます。

今大会は好投手が多いのが特徴で、横浜の藤平くん、履正社の左腕・寺島くんは初めての甲子園。
さらに昨夏、今春に続く大舞台となる花咲徳栄(埼玉)の高橋昂也くんや、センバツで大阪桐蔭を倒した木更津総合(千葉)の早川くんや昨夏にも活躍した広島新庄の堀くんは注目のサウスポーです。
右投手では、東邦(愛知)の藤嶋くん、作新学院(栃木)の今井くん、近江(滋賀)の京山くんらは140キロを軽く超える速球を投げます。

また、センバツでも速球を披露した創志学園(岡山)の高田くんは予選で154キロをマークし本大会でも活躍は必至です。
これら詳しい情報は、わたしのyahooの記事を参照ください。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/morimotoshigehiro/

4日に抽選会、開幕は7日で、オリンピックもありますが、甲子園の熱戦もお忘れなく!

更新:2016年6月29日
いよいよ、夏の甲子園をめざす戦いが始まりました。
沖縄では、秋の県大会優勝でセンバツ21世紀枠候補にも挙がった八重山が、同じ石垣島の八重山商工に初戦で敗退。
ベテラン・伊志嶺監督勇退が伝えられる商工のこのあとの戦いにも注目です。
近畿大会は、履正社(大阪)が、センバツ王者の智弁学園(奈良)に快勝して頂点に立ち、激戦・大阪の夏に向け、弾みをつけました。
組み合わせ抽選は、現段階で奈良を除いて終了しています。
それでは、近畿の展望を。


<滋賀>
センバツ8強・滋賀学園と北大津が2強昨秋の近畿大会とセンバツでの実績から、滋賀学園が全国レベルの力を持っていることははっきりしているが、秋、春とも県で敗れているのは気になる。
エース・神村(2年)に次ぐ投手が伸び悩み、主砲・馬越(3年)を外して臨んだ春の公式戦は打線が沈黙して公立の草津東に完敗した。
3回戦で対戦が予想される昨夏代表の比叡山が難敵だ。

北大津の竹村は、1年秋から主戦級の活躍。今チームは打線の迫力に欠けるだけに、彼の右腕に大きな期待がかかる
対する北大津は厳しいゾーンに入った。
長浜は昨秋の県4強で侮れない。
八幡商、彦根東、水口などの代表経験校も同じゾーンで息が抜けない。
1年秋から公式戦で完封しているエース・竹村(3年)を軸に、例年以上の試合巧者に仕上がっている。

常連の近江は、秋、春とも滋賀学園に敗れた。
エース・京山(3年)が復調し、心強い。
打線の奮起がカギではあるが、4強までは勝ち残れるだろう。

秋・春ともに県2位の近江兄弟社は、エース・阪部(3年)が牽引する。
春優勝の光泉は、投手力が際立つ。
エース左腕の山田(3年)と右腕・西条(3年)の大型投手リレーで春の再来を狙う。

滋賀学園、北大津とも県外試合に強く、いずれが出場しても甲子園での活躍が期待できる。
投手力のいいチームが多く、例年以上に終盤は熱戦が多くなるだろう。


<京都>
エース・市岡で甲子園通算100勝を狙う平安は、この男がいないと甲子園はない
龍谷大平安、甲子園100勝へセンバツ4強で、安定した戦いぶりの龍谷大平安が頭ひとつリードしている。
センバツ後は、エースで主将の左腕・市岡(3年)に次ぐ投手の育成を図ったが、安定感で市岡に及ぶ選手はいない。
やはり打線の奮起が予選突破には欠かせないだろう。
原田監督は、大器・岡田(2年)に対して、精神面も含めて厳しい指導をしているが、彼の爆発がなければ苦戦は免れない。
4回戦で当たる可能性がある福知山成美がまずは難関で、消耗少なく勝ち上がりたいところだ。

成美は、川上(3年)、北野(3年)らの投手陣が踏ん張れば平安と互角の勝負が期待できる。
春優勝の京都翔英は、昨夏、今春と平安に土をつけた「平安キラー」。
実戦派の投手を多数擁していて、太田・前監督からバトンを受けた浅井監督の起用もポイントになる。

強打の清水(3年)がいる京都国際、春2位の塔南も力があり、上位に進んでくるだろう。
昨夏代表の鳥羽は、初戦が京都国際相手で、厳しい組み合わせになった。

昨夏府4強の京都共栄学園は、春日丘(大阪)で甲子園出場経験のある神前俊彦監督(60)を招聘し、再度の旋風を狙う。


<大阪>
履正社リードも大阪桐蔭巻き返す昨夏、いきなり激突した2強が今年も軸になる。
春は決勝で当たり、両校ともエースを温存。
履正社が6−1で快勝し、近畿も制した。

近年の夏は、打力の差を見せつけられて桐蔭の軍門に下ることが多かった履正社は、4番・安田(2年)が大きく成長し、打線の力はひけをとらない。
エース左腕・寺島(3年)は、全国屈指の好投手で、最後のチャンスに燃える。
初戦が関大一で、次戦は公立の強豪・汎愛。
いい形で大会に入っていきたい。

大阪桐蔭の高山は夏の本番を前に復調。寺島(履正社)とのドラフト1位候補対決は実現するか
桐蔭は150キロ左腕の高山(3年)が、センバツ後腰痛で離脱したが、完全復帰したのは何より。
2年生の控え投手も成長し、スーパー1年の根尾は、投打に非凡な能力を備える「中田翔2世」。
打線の長打力は例年より落ちるが、野手レベルは全国屈指だ。
3回戦で対戦が予想される関大北陽がまずは強敵になる。

昨夏、府準優勝の原動力となった速球派の西田(3年)が健在の古豪・大体大浪商も楽しみ。
秋優勝しながらセンバツを逃した大商大堺や阪南大高も戦力は充実している。
また部員12人(記録員含む)で最後の夏(当面休部)に臨むPL学園は、初戦で5年前の代表校・東大阪大柏原と当たる厳しい組み合わせになった。
大阪はシード制をとらず、強豪といえども序盤から強敵との対戦を強いられたり、その後の抽選に左右されることもあって、波乱含みの展開も考えられる。


<兵庫>
県内無敗の明石商をどこが止めるか抜群の投手力で県内では負け知らずの明石商が一歩リードしている。
戦力的にも全国で通用することはセンバツで証明されていて、今夏は全てのチームが目標にしている。
エース・吉高に加え、速球右腕の山崎、制球のいい三浦(いずれも3年)と、公立とは思えない豪華な陣容で、機動力と犠打を駆使した攻撃と噛み合えば春夏連続も夢ではない。
ノーシードの関西学院が待ち受けるとみられる3回戦が最初のヤマ。

ポテンシャルの高さで唯一、明石商を上回る可能性があるのは神戸国際大付。
左腕・東郷(3年)と右腕・平内(3年)が力を発揮すれば、昨夏の雪辱もある。
東郷は、腰を痛めてから制球に苦しんでいて、昨春のような投球ができるか微妙だ。

秋、春とも明石商に敗れた報徳学園も、エース・主島(3年)が最後のチャンスに燃える。
期待の右腕・中本(3年)も復調していて投手陣は頼もしいが、明石商の投手陣に秋、春とも完封された攻撃力の強化がどこまで進んでいるか。
2回戦で対戦が予想される須磨翔風は好投手を擁していて、まずはこの試合が試金石になる。

シードの有力校では、育英のゾーンに昨夏代表の滝川二が入った。
育英が甲子園経験のある滝川二の友井(2年)を攻略できるか。

センバツで大器の片鱗を見せた長田の園田は、ヒジ痛から復活し、再度の大舞台を狙う
センバツ21世紀枠の長田の初戦は、秋に神戸国際大付を破っている六甲アイランドか。
ひじ痛から復調の園田に期待がかかる。
兵庫は4回戦後の16強による再抽選が優勝争いを左右する。



<奈良>
センバツで悲願の甲子園優勝を果たした智弁学園。春以降も好調を持続し、夏の甲子園へ視界は良好だ
センバツ覇者・智弁学園が独走か甲子園春夏連覇を狙う智弁学園が、村上(3年)に次ぐ松本大地(3年)ら投手陣の活躍で春も危なげなく県の頂点に立った。
近畿大会でも、松本大は完封勝ちを収めていて、村上も好調を維持。
打線は2年生の中軸・福元、太田らが力を伸ばし、甲子園出場へ死角はない。
ライバルの天理はどうか。

昨年の甲子園を経験した左腕の森浦(3年)は安定した投球を疲労しているが、伝統の強力打線はまだまだ
智弁に及ばない。春の県大会は、準決勝で奈良大付を延長13回のタイブレークで振り切って決勝で智弁と対戦。両校とも主戦級を温存
して、明らかに夏の本番を意識した投手起用になったが、4−6で打ち負けた。夏は初采配となる元近鉄の中村監督は、昭和61年、同
校初の甲子園優勝時の主将で、周囲の期待も大きい。2強を追うのは、秋2位で、春も天理と互角に渡り合った奈良大付か。秋は看板の
投手が崩れて近畿大会初戦敗退を喫したが、左腕・谷口(3年)が成長し、田中監督を喜ばせた。悲願の夏の大舞台を狙う。奈良は組み
合わせが決まっておらず、平城、関西中央、高田商、五條、郡山などの有力校が、智弁、天理をどこまで追い詰めるか。


<和歌山>
市和歌山と智弁和歌山が競り合うセンバツ出場の市和歌山が安定した投手力でこの世代をリードしてきたが、春は智弁和歌山が意地を見せ、近畿大会でも存在感を発揮した。
この2校が軸になると見られるが、同じブロックに入ったため、準々決勝でつぶし合う可能性がある。

和歌山屈指の右腕・市和歌山の赤羽。センバツ初戦敗退の悔しさを最後の夏にぶつける
市和歌山はエース右腕の赤羽と左腕の栗栖(ともに3年)が競い合って力をつけてきた。
センバツで南陽工(山口)に終盤崩れて敗れ、春の県では日高中津に逆転サヨナラ負けと、「勝負弱さ」を返上できるか。

智弁は今チームも多彩な投手陣で臨む。昨年の齋藤のような軸になる投手がおらず、エース左腕・橋(3年)のさらなる成長がカギ。
打線は主将の高垣(3年)を軸にハイレベルで、ここに文元、林の1年生の新戦力が加わった。
両校がこの大一番で消耗すると、他の有力校にもチャンスが出てくる。

まずは、前チームから有力視されながら、ここまで結果を残せていない名門・箕島が不気味だ。
力のあるタマを投げる右腕の福居(3年)、左の中村(3年)ら試合経験豊富な選手が多く、伝統の粘りがどこまで出せるか。

箕島のゾーンには、秋2位の高野山、シード校日高中津が入っている。
春3位の有田中央は初戦の和歌山商との対戦が重要。
このゾーンでは、古豪の桐蔭と実力派の和歌山東の1回戦も好試合が期待できる。
春2位の紀央館のゾーンには、新宮、南部、初芝橋本などの甲子園経験校がいて、混戦模様。

和歌山は4強が決まった段階で再抽選が行われる。

更新:2016年5月24日
お久しぶりです。
この時期は、夏に向けてどのチームも力を蓄えています。
冬からの厳しい練習の成果が形となって現れてきますから、劇的に強くなるチームも少なくありません。
春の府県大会も終わり、課題が見つかったチーム、手応えをつかんだチームも多いことでしょう。


さて、この時期に行われる地区大会は、甲子園とは関係がなく、出場校にとっては意義をどこに見出せばいいか難しいところではありますが、公式戦でもあり、夏に向けては無意味だとは思いません。

近畿大会は8校の出場で、開催地が3校。あとは予選優勝校が出場します。
今春近畿大会は、今週末の28日から和歌山市の紀三井寺球場で開催されます。

A紀央館(和歌山2位)−智弁学園(奈良)
B光泉(滋賀)−明石商(兵庫)
C智弁和歌山(和歌山1位)−京都翔英
D有田中央(和歌山3位)−履正社(大阪)
準決勝A−B、C−D

今センバツでは、近畿勢の活躍が目立ったため、それらのチームの動向が注目されましたが、それぞれの思惑もあったようで、予選では波乱も多かったようです。
では、各府県の情勢から振り返ってみましょう。


滋賀は、滋賀学園がセンバツ初出場で8強入り。
甲子園でも本塁打を放った主砲の馬越くんを外して臨みました。
3回戦で近江を2−1で破りましたが、準々決勝で伏兵の草津東に完敗。
秋優勝の北大津は、準決勝で光泉に完封負けを喫しました。
優勝の光泉は、秋も北大津と初戦で当たって惜敗していて、戦力は同等かと思います。
春に関しては、投手力が際立っていました。


京都は、センバツ4強の龍谷大平安が、準決勝で京都翔英に敗れる波乱。
エース・市岡くんを温存(試合最後に登板)しましたが、控え投手が粘りきれず、押し切られました。
昨夏も翔英に敗れて夏の甲子園を逃がしているだけに、苦手意識がなければいいのですが。
実際に夏を考えると、平安を追う有力校はかなり打力があり、原田監督としても、市岡くんに次ぐ投手の出現を心待ちにしているでしょう。


履正社の寺島くんは、高校球界屈指の左腕。183センチの恵まれた体から繰り出される速球は一級品で、甲子園最後のチャンスとなる夏の大会のためにも、弾みをつけたいところです。
大阪は、近年の2強から、大阪桐蔭独走に変わりつつある中、履正社が意地を見せて、決勝で桐蔭に快勝しました。
ただし、両校ともエースは登板しておらず、明らかに夏の本番を意識した起用。
今秋のドラフト1位候補、履正社の寺島くんは、準決勝の汎愛戦で完封するなど状態も良さそうで、他府県との対戦となる近畿大会では力を発揮しそうです。


兵庫はセンバツ8強の明石商が、秋に続き兵庫を制覇。
夏も本命視されるでしょう。
センバツで大活躍した吉高くんに加え、速球派右腕の山崎くんが台頭。
準々決勝と決勝を山崎くんが完封し、準決勝は吉高くんが完封と、投手力は万全です。
ライバルの報徳学園は、秋に続いて完封負けを喫し、打線強化が急務です。
明石商に土をつけるチームが出現するか、注目です。


奈良はセンバツ覇者の智弁学園が、エース・村上くんを温存しながらも打線が奮起して、夏に向け順調そのもの。
近畿大会で村上くんが登板するかはわかりませんが、天理との決勝で福元くんが本塁打を放つなど、下級生の中軸打者がさらに力をつけています。
ライバルの天理は、奈良大付との延長13回タイブレークを制して決勝に進みましたが、智弁との力の差はなかなか埋まっていないようです。
地元・和歌山は、智弁和歌山が貫禄を見せて優勝。
複数投手を駆使し、試合巧者ぶりは近年の傾向で、1年生の新戦力にも期待がかかります。
2位の紀央館はかつて御坊商工として、昭和56年センバツで8強の実績。
3位の有田中央も吉備時代にセンバツを経験しています。
センバツ出場の市和歌山は、準々決勝で日高中津に逆転サヨナラ負けしましたが、実力は最上位かと思います。


大会はやはりセンバツ上位の智弁学園、明石商の戦いに注目。
お互い初戦を突破すれば直接対決もあり、目が離せません。
履正社の寺島くんは、今大会注目度ナンバーワン。
夏に弾みをつけるためにも、他府県強豪をどこまで封じ込めるか、見ものですね。



プロフィール

森本 栄浩Photo
名前:森本 栄浩
生年月日:1961年10月4日
入社年:1985年
出身都道府県:滋賀県
出身大学:関西学院大学
趣味:商店街めぐり
何でもひとこと:高校野球の事なら何でも答えられます。甲子園常連校の校歌が歌えます。

担当番組


森本 栄浩アナが亀井 希生アナを30秒で紹介します!