チャタテムシ

2017年7月26日

埼玉県立小児医療センター(さいたま市中央区)は、手術室や病棟で体長1、2ミリのチャタテムシ百数十匹が見つかったため7月24、25日のすべての手術38件を中止しました。これまでのところ健康被害は確認されておらず、発生原因を調べています。「チャタテムシ」とはどんな虫でしょうか?

★蒸し暑い環境を好む「シロアリ」に似た小さな虫

チャタテムシは、シロアリに似た白くて小さい虫で、湿気のある場所を好み、家の中の風呂場や本棚などによくいる虫です。対策をしていないと時にかなりの被害をもたらすことになってしまうようです。

書物、乾燥食品、動植物標本、皮革製品などを食害する害虫として知られ、しばしば大発生してかなりの被害をもたらすことがあります。そしてツメダニのエサになってしまいツメダニの繁殖を促してしまうほか、チャタテムシの糞や死骸は、皮膚炎や気管支炎、喘息などのアレルギーの原因になってしまいます。

湿度が75%以上で気温25℃以上になると大量発生しやすくなってしまいます。1日に1~2個ずつ、一生に100個以上の卵を産みます。基本的に繁殖力は強く、高温多湿でカビが発生しているなど、条件がよければ160日以上も生存することができます。屋内のいたるところに生息することができますので、気付いた時には爆発的に増殖し、完全に駆除することが難しい場合があります。

天神祭

2017年7月25日

大阪の夏の風物詩「天神祭(てんじんまつり)」はきょうが本宮です。京都の祇園祭、東京の神田(かんだ)祭とともに日本三大祭りのひとつとされ、毎年100万人を越す人が訪れ、関西の祭りで最大のイベントですが、意外に知らない用語がたくさんありました。

★菅原道真の月命日 関西の夏祭りの中で最大

学問の神様、菅原道真を祀る大阪天満宮の祭りで、その命日にちなんで行われます。祭りは7月24日、宵宮の「鉾流し(ほこながし)神事」で幕を開けます。堂島川(大阪・北区)で斎船(いわいぶね)に乗った神童役(地元、西天満小学校の児童たち)が、邪気を払う長さ、約75センチの白木の神鉾(かみほこ)を川に流し安全を祈願します。鉾流し神事は951年に始まり、天神祭の起源とされ、1066年の歴史があります。

きょうは本宮(ほんみや)。午後3時半から行われる陸渡御(りくとぎょ)は船渡御(ふなとぎょ)の乗船場まで、神輿とともに4キロを3000人が行列します。そして午後6時からは約100隻の船が旧淀川・大川(おおかわ)を巡る「船渡御」が行われ、これが祭りのクライマックス。優美な水上パレードです。

船は4種類に分けられ、御神霊をのせた御鳳輦奉安船(ごほうれん ほうあんせん)、催太鼓(もよおしだいこ)船や地車囃子(だんじりばやし)船など神に仕える講社の供奉船(ぐぶせん)、神をお迎えする風流人形を飾った御迎船(おむかえぶね)、企業や団体などが出す奉拝船(ほうはいせん)です。

午後7時半から打ち上げられるのが天神祭奉納花火。 約5000発が打ち上げられます。「荒天の場合は中止」ですが、天候による中止の要件としては「大雨警報・洪水警報が発表されているとき」「暴風警報が発表されているとき、または地上風速7メートル以上の強風が10分以上継続して吹いている場合」「打ち上げ現場に持ち込んだAMラジオの雑音回数が増え、音が大きくなった場合(落雷のおそれがある)」といった取り決めがあるそうです。

白書

2017年7月25日

今年の警察白書(はくしょ)がきょう公表され、交通事故の死亡者が大幅に減少しているとしたうえで、自動運転など最新の技術を活用しながら、さらに効果的な対策を進め世界一安全な道路交通を目指すと強調しています。「白書」について調べました。

★政府が発行する経済や産業などの公式の調査報告書

白書という名は、イギリス政府が外交事情を国民に知らせるために発行した報告書の表紙が白く「ホワイトペーパー」と呼ばれていたことに由来します。

日本では1947年(昭和22)年に、片山哲内閣が出した「経済白書」が、「白書」という名前が使われた最初の例です。そして1956年度の「経済白書」で打ち出された「日本経済の成長と近代化」について、その結語に使われた「もはや戦後ではない」という言葉が、高度経済成長を遂げる日本を印象付ける流行語となり、このときに「白書」の名前も広く浸透しました。

ちなみに外務省が発行している年次報告書は「外交青書(せいしょ)」。白書ではありません。これはイギリス議会の外交委員会の報告書の表紙が青色であったので、外務省はそれに倣ったものです。

アンガーマネジメント

2017年7月25日

一躍、時の人となった国会議員、豊田真由子氏。秘書への暴行・暴言は耳を覆いたくなります。そんな時代だからでしょうか、怒りの感情をコントロールする方法「アンガーマネジメント」が話題です。

★怒りが仕事の原動力になる? まずは6秒間をやり過ごす

アンガーマネジメントは、1970年代にアメリカから広まった「怒りと上手に付き合う」「怒りの感情をコントロールする」ための心理トレーニング方法です。怒りの感情のピークは最大でも6秒程度と言われています。「カチン」と来てから6秒以内で発する言動は感情的になることが多く、非建設的な対応をしてしまうことが少なくないのです。なんとか、この6秒は怒りの感情を表さないことがポイントです。

そこで、アンガーマネジメントでは「ディレイ(反応を遅らせる)テクニック」と呼ばれる方法をいくつか紹介しています。例えば、「呼吸リラクセーション」という技法。相手から腹の立つことを言われたら、怒りの言葉で返すのではなく、まずは大きく深呼吸をします。人は怒りを感じると、呼吸が浅くなり、冷静でいづらくなってしまうので、冷静さを取り戻すよう、鼻から大きく息を吸い、いったん止めて、口からゆっくりと吐き出します。

また「ポジティブ・セルフトーク」という方法があります。気持ちを高揚させるために、あらかじめ自分で決めておいた「元気メッセージ」「プラス思考フレーズ」を強い気持ちで唱えるのです。

重症熱性血小板減少症候群

2017年7月25日

野良猫にかまれた50代女性が昨夏、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染し、死亡していたと明らかにしました。マダニが媒介する感染症として知られるSFTSですが、今年に入りペットの猫や犬からのウイルスの検出例もあり、厚労省は注意を呼びかけています。

★マダニを介して感染することによって起こる感染症

マダニが媒介するウイルスによる感染症、SFTS=「重症熱性血小板減少症候群」は4年前に国内で初めて確認され、これまでに西日本を中心に266人が発症し、このうち57人が死亡しています。一般的に人がマダニにかまれることで発症します。

潜伏期間は、マダニに咬まれてから6日から2週間とされています。発熱、食欲不振、嘔吐、下痢、頭痛、筋肉痛が主な症状として出てき、病状が進行すると、意識障害等の神経症状、歯肉からの出血症状を伴います。血小板や白血球が減少し、重症な症例においては、死亡する場合があります。日本での致命率は、6%から30%との報告があります。

SFTSウイルスを媒介するのは森林などに生息するマダニで、屋内にいるイエダニなどからは感染しません。かまれたら無理に引き抜こうとせず、医療機関で処置することが大事。かまれてから数週間は、体調変化がないか注意すべきだということです。草むらや、やぶに入るときは肌の露出を少なくすることが重要です。