ロビー団体

2018年2月16日

アメリカ南部フロリダ州の高校で銃乱射事件が発生し17人が死亡、15人以上が負傷しました。なかなか進まない銃規制、その背景には、銃の保有や使用を推進し規制に徹底して抵抗するロビー団体の存在があります。ロビー団体について調べました。

★強い結束と豊富な資金により、政府や世論に対し絶大な影響力

ロビー活動は個人や団体が政治的影響を及ぼすことを目的として行う私的活動のことです。「議会のロビーいて、政治家に働きかける人」というところから、ロビイスト、ロビー団体、ロビイングと呼ぶようになりました。日本語では「圧力団体」とも訳されます。自分達の団体の利益の為に政治家に圧力をかける。「こういう法律を作ってください。でないと選挙に協力しませんよ。献金しませんよ」という活動です。日本では労働組合や農協、医師会などがそれにあたるでしょうか。

ロビー活動(ロビイング)が有名なのはアメリカです。銃による犯罪、事故が多いアメリカで銃規制が成立しないのは、ロビー団体の力があまりに強いからとされます。。全米ライフル協会=NRA(National Rifle Association)は1871年につくられました。当初は射撃技術の向上を目指す団体だったそうですが、いまは銃を持つ権利を守ることに力を入れています。「銃は人を殺さない。人が人を殺す」をスローガンに、市民が銃を持って武装し自己を守ることは、その権利であると主張しています。400万人以上という会員数を背景に、銃器メーカーや販売店などの法人会員から多額の資金を得てロビー活動を活発に行っています。

カリスマ

2018年2月16日

精密モーター大手の日本電産は、創業者でカリスマ社長として知られる永守重信氏に代わり、吉本副社長を社長に昇格させる人事を発表しました。カリスマの語源について調べました。

★一般大衆を魅了するような資質・技能をもった人気者

「カリスマ」とは、もともと、キリスト教用語のギリシア語で「神の賜物(たまもの)」を意味し、神から与えられた奇跡、呪術(じゅじゅつ)、預言などを行う超自然的・超人間的・非日常的な力のことです。

ドイツの社会学者 マックス・ウェーバーは「経済と社会」のなかで、このような能力や資質をもつ指導者に対し、人々が人格的に帰依する関係をカリスマ的支配と呼び、一般に広く知られるようになりました。

4回転ジャンプ

2018年2月16日

いよいよきょう、平昌(ピョンチャン)オリンピックのフィギュアスケート男子、ショートプログラム(SP)が行われます。前回オリンピック王者の羽生結弦選手(23)、昨シーズン世界選手権2位の宇野昌磨選手(20)らの勝敗の行方は4回転ジャンプの成否が鍵です。4回転ジャンプについて調べました。

★ジャンプでは最も難しいとされる4回転ルッツ

フィギュア―スケートは線で示された図形(フィギュア)を氷上に描写することが由来で名づけられました。男子トップクラスの多くの選手は複数の4回転ジャンプを跳びます。女子では2002年に安藤美姫選手が世界で初めて4回転ジャンプ(サルコー)に成功。一方、伊藤みどり、浅田真央選手らは前を向いて踏み切るトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を最大の武器としました。

フィギュアスケートのジャンプは6種類あります。最高難度で半回転多いアクセルだけ前向きに踏み切ります。ほかは全て後ろ向きで踏み切りますが、エッジ(スケートの刃)の使い方などが違います。トーループ、サルコー、ループ、フリップ、ルッツの順に難しくなり、基礎点も高くなります。男子は2014年ソチ五輪後に4回転多種類化の時代に突入。2016年4月に宇野昌磨選手が4回転フリップ、2016年9月に羽生結弦選手が4回転ループを国際大会で史上初めて成功させました。

国際スケート連盟は2004~05年シーズンから、6点満点で採点し、順位点の少ない選手が上位となる従来方式に代わり、①ジャンプやスピン、スパイラル、ステップなど演技中の各要素 ②スケート技術や技のつなぎ、振り付けなどプログラム構成に関する5項目を審判がそれぞれ採点し、その合計で競う新採点方式を本格導入しました。2002年ソルトレークシティーオリンピックで起きた不正採点問題の反省から、より公正で分かりやすい評価ができるようにと考案されたもので、オリンピックでは2006年トリノオリンピックから採用されました。

ショートプログラムとフリーの合計点で争います。ショートプログラムの上位24人がフリーへ進みます。演技時間は2分50秒以内、フリーは男子が4分30秒±10秒、女子は4分±10秒。

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アルペン競技

2018年2月15日

強風のためなかなか競技が行われなかったアルペン。きょうは女子の大回転が行われました。アルペンスキー競技について調べました。

★ヨーロッパのアルプス山系を背景に発達したスキー競技

アルペン競技は、雪の斜面をスタートからゴールの間に立てられている赤と青、2色の旗門(ゲート)を通過しながら滑り、その速さを競う競技です。

アルペン(Alpen)は、ドイツ語で「アルプスの」という意でフランス,オーストリア,スイスのアルプス地方を中心に発達しました。北ヨーロッパで発達したノルディックスキーと対比されます。1920年代、「オーストリア・スキーの父」と呼ばれるハンネス・シュナイダーが独自に技術を体系化したのが始まりとされます。

スキーのアルペン競技は旗門の間の距離から種目が分けられて、旗門の間の距離が短い順から、回転(スラローム=SL)、大回転(ジャイアントスラローム=GS)、スーパー大回転(スーパージャイアントスラローム=SG)、滑降(ダウンヒル=DH)、アルペン複合の5種目。今回は新種目として混合団体が加わっています。アルペン複合は従来のスーパー複合から種目名が変更されました。

回転と大回転は技術系種目と呼ばれ、2本滑走をし、その合計タイムを競う方式で行われます(1本目と2本目の旗門のセッティングは変更)。スーパー大回転と滑降は高速系種目と呼ばれ、レースは1本だけ行われそのタイムで順位が決定します。スピードは大回転で時速80キロ、スーパー大回転で時速110キロ、滑降では時速160キロ近くまで達することがあります。

学習指導要領

2018年2月15日

4年後から導入される新たな高校の学習指導要領が公表されました。小中学校で「道徳」が教科となることを受けて、高校でも道徳担当の教員を配置し、新たに始まる「公共」の授業などで道徳教育が進められることになります。

★10年に一度を目安に見直し

学習指導要領は小中高校や特別支援学校で教えなければならない学習内容の最低基準で、教科や学年ごとに目標や教える内容が定められています。各学校は、指導要領や年間の標準授業時数を定めた学校教育法施行規則を踏まえ、地域や学校の実態に応じた教育課程(カリキュラム)を編成しています。 年間授業時間も定め、教科書編集の基準にもなるものです。

第2次世界大戦後、新しい教育制度の出発へ向けて1946年4月、文部省内に教科課程改正準備委員会が発足して教育課程改革の作業が行われ、後に各教科別に学習指導要領の作成も進められ、1947年3月に学習指導要領・一般編が刊行されました。当初は教師が自ら教育課程を編成する際の手引きとしての性格をもっていたが、1958年の改訂以降は法的拘束力をもつようになりました。

内容は「総則」「各教科」「道徳」小・中学のみ「特別活動」からなっています。1998年の改訂で学習内容や授業時間を3割減らしたゆとり教育が「学力低下を招いた」という批判を受け、前回の2008年改訂では40年ぶりに内容、授業とも増やし、「脱ゆとり」と呼ばれました。今回は小学校が英語の教科化で年間授業時間数が1992年度実施の指導要領と同じ5785時間に増えました。過去の改定は授業時間の増減など学習の「量」を巡る議論が中心でしたが、今回はこれまで以上に学習の「質」の向上を重視したのが特徴です。